SS
悪魔浄化
悪魔がいた。
ぎらついた瞳、サディスティックな微笑、捕らわれて――動けない。
僕は悪魔見習いだ。
人間を誑かしてこいと使命を下され下界、つまり人間界に降り立った。
今年15になったばかりで、見た目も人間の15歳と変わらない。
だけど、僕は悪魔。
人間を、人間に不幸をもたらす存在。
そう、先ずは出始めにあそこにいる人からどうにかしようと選んだのが、真っ白なローブを着た聖職者だった。
「ラスティン、まだ終わっちゃいないですよ。早くしないと苦しいのはアナタですからね」
「ひゃああ!………し、しっぽ!しっぽ、やらぁぁあ!」
その、誑かしてやろうとした存在に絶賛弄ばれてる僕。
悪魔の弱点である尻尾を根元から擦られて堪らない快感に襲われている。
更にはお尻を散々に犯されてバイブまで入れられている。
極めつけは相手に掛けてやろうとした呪いを跳ね返されて、逆に催淫の術をかけられてカラダがグチャグチャだ。
クスクスと僕のカラダをいじくりまわす聖職者の男。
見た目は優男風の眼鏡だが、とんだ鬼畜野郎だ。
「エッチだなぁ………お尻から私のが流れ出てる。ふふっ、流石子供でも悪魔ですね。私の掛けた術でも死なずに術にかかるとは。しかし、こんなに可愛い悪魔なんているんですねぇ。サラドナがいい獲物を捕まえたと言ってましたが、私もいい玩具を見つけました」
ブツブツと独り言を言いながらも僕のカラダに触るのを止めない。
僕はただ喘ぐしかできない。
サキュバスやインキュバスのように快感に腰を揺らしてしまう始末だ。
やはり僕は天狗になっていたんだ。
人間を甘く見ていた。
聖職者、なんてただの人間だなんて思ったちょっと前の僕を殴りたい。
「やっ!あああ!………も、むりぃいい!」
大人しくなった僕がつまらなかったのか、バイブを外して再び聖職者のが入ってきた。
「はぁ………とてもいい。さあ、子悪魔のラスティンちゃん。言いなさい!……はぁ、はっ……契約を!私の名を!」
パンパン、
チュクチュク、
激しくナカをかき回しながら聖職者が叫ぶ。
「はっはっ………契約しなければ君をどうにかしちゃうよ?………はぁ、気持ちいい……」
未だに握られ、さすられる尻尾の快感に、お尻からくる快感に、僕は流されてしまった。
「ま、まいろーど、はぁっ、カインさま………悪魔、ラスティンが……んん!やっ………ラスティンが下僕に…………あああああ」
契約を交わした瞬間に来る強烈すぎる快感が襲ってきた。
―――――
―――
―
サラサラとしたシーツにくるまっていた。
「おや?やっと起きましたね。早くそれに着替えてきなさいな。朝食の時間ですよ」
「えっと…………あ!おはようございますカイン様。仰せのままに!」
「クスっ、可愛い可愛い私のラスティン。今日もたっぷりと可愛がってあげましょう」
カイン様の優しい匂いに包まれてとても幸せな気分だ。
僕にはついこの間までの記憶がないけど、優しくて素敵な聖職者のカイン様にいつもたくさん可愛がってもらってる。
今日もたくさんご奉仕しないと!!!!!
聖職者×子供(見習い)悪魔
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