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いざ!
おひめさま、


「零崎…もう帰ろうよ」

「んー?」

「恥ずかしい…し」

「似合ってんぜ?」

「そういう問題じゃないんだよ!零崎の、馬鹿ぁーー」




***
大手大型スーパー店内で痴話喧嘩中の男女…に傍目からは見えている(認めたくないけどさ!)その理由

小柄な青年と、その青年よりも頭ひとつ分背が高い女?は勿論零崎とぼくなわけで


ぼくは只今現在進行形で女装中なわけで



なんで女装中なのかって?
はは、ぼくが女装する時に必ず絡んでくる人と言えば人類最強以外に誰がいるというのか


そこは突っ込まないで頂きたい
話が進まないし
いや話ってなんだよ
物語でも書くのかよ




ヒールを履いているので足がいたいし、人混みの中なので気持ち悪い
ぶっちゃけぼくは人酔いするタイプなのだ

ああもう土日なんかに来るからだよ平日はそこまで人いないのに

そんなぼくの気も知らず零崎は更に歩調を早めた



やば
吐きそう
もう歩けな…



「いーたん、あっちで試食やって…って、どーした?」

「ぎぼぢわるい…もう歩けない…」

しばらく零崎はぼくをじーっと見てから謝った「ほんと悪い!気付かなかった!」



そして、ぼくの前に背中を見せる形で片膝になる

「なに?」

「なにって、おんぶ」

ば、ばかーっ
スカートでそんなことしたら危ないだろ!
下は男性用下着だぞ!?
見えたらどうしてくれるんだ
ていうかさっきから周りの目がいたいし

「駄目」

「あーあー成程、いーたんはこっちの方が好きかーいやいやきーづかなかったなあ人識くんてば」

零崎はにやにや笑ってぼくをお姫様抱っこした


って、はああああああ?????


恥ずかしい!
これは戯言抜きで恥ずかしいぞ?


「なっ!お、降ろせ!」

「駄目」

くっ……
何が悲しくて自分よりちびなしかも男にお姫様抱っこされなければいけないんだ



色々言いたいことはあるのに口からは何も出てこない



頑張れ戯言遣い



更に追い討ちをかけるように零崎はぼくの額にキスを落とした


頭でぼんっと何かが破裂した音が聞こえた



ぼくの顔が羞恥で真っ赤に染まり上がるのを見て、ますます顔をにやつかせる零崎


「も、もう帰るーー!」


「あー待て、試食試食ー」

「それ食べたらすぐ帰るからな!」

「おっけー。あ、いーたんも食べる?」

そう言って零崎はぼくに口移しで…ってこらーっ!



あー何なんなのこの茶番



このスーパーけっこう行き着けだったりするのに

ちなみに特売日には頑張って早起きしてまで来たりする

明日から恥ずかしくて来れないじゃん



「ふ…」

「ふ?」

「ふざけんなああああっ!!!!」







あ、まとめられてます?
かなり不安です
えーっと何をやりたかったのかというと、零崎がいーたんをお姫様抱っこってゆうのをやりたかっただけです
変態とでも何とでも罵ってくれぃ!

いざ!自重の波へ!だーいぶっ!


あきゅろす。
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