with love
09 *
「……は?ちょっと待て。意味分かんねーよ」
なんだって?
いーは告白を全部受け入れるって?
「お前…ほんとむかつくよな。…大体俺はお前になんか協力したくなかったんだよな…なんでこんな最低な奴なんかに…」
「だから、意味分かんねーって。大体なんでいーはそんな「ほれ」
そう言うと、そいつは俺の目の前に拳を突き出した
「……はあ?」
「受け取れ。いいか、これが最後のヒントだ。これでも分からないんだったらお前は只の阿呆だ。あだ名はピーマンに決定だな」
あんたの頭、すっからかーん♪……ってか
「お…、おう」
「じゃあな」
謎の男Aが去ってから、俺は拳を開いた
「…………髪留め………と、なんだこれ?」
眺めていると、背後から声が聞こえた
「………何見てるの」
「……あ、いー「……触らないで」
「へ」
「それに、触るな、ってば!」
いーが叫んだことに驚いて顔を上げると、今にも泣き出しそうな顔があった
「…いー、…………」
謝ることも咎められるような瞳に言葉を失い、動揺で手から滑り落ちる感覚を覚えた
カラ、カラン
机にそれらが落ちた音が食堂に響く
気づけば周りには静寂が満ちていた
食堂に居る生徒達が息を呑み俺達に注目している
……瞬間、
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一気に血の気が引いた
「…………、」
「どうしたの?」
「あの、えっと」
「………嘘、だ」
「悪い、あ、いや悪気はあったけど」
「……人識ちゃん?」
「あ」「あのっ!」「あんだよ」「あの、えっと」「あ?」「あの、アドレス教えてもらえませんか」「悪い、あ、いや悪気はあったけど」「、あ…」「もう二度と俺に話し掛けんな。虫酸が走る」
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