いざ!
24log
しりあす→●、ぎゃぐ→●、甘→●
▽new
突発的な01文
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※結構しりあすです
「気持ち悪いなあ」
「は?」
「なんで楽しくもない癖にそんなへらへら笑ってるの?ほんと気持ち悪い。ぼく、そういうの、嫌いだなあ」
「……、」
「何?言い訳するの?」
「…黙れ…っ!」
「ふうん、ぼくを押し倒して首絞めて。それでどうするの?」
「黙れ…っ」
「ねえ、どうするの」
end.
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突発的な01文
「いーたん、今日、俺以外の人と会っただろ」
「――っ、」
「なあ、俺以外とは会わない、この部屋からは一歩も出ないって、約束したよな?」
「――っう、」
「いーたん、俺を裏切るの?」
「違」
「そんなことするんだったら、俺、壊しちゃうよ?」
「ご、めん、もう、しないから」
「なあ、」
「―――痛」
「…………」
「痛いよ」
「今日会った人、なんていう名前」
「哀か……、っぃ「駄目って言ったよな」
「俺以外の人間の名前、なんで覚えてンだよ。まだ足りない?」
「ご、ごめ、ごめん、ゆ、許して……っ」
「どうする?次は誰を犠牲にすんの?なあ、隣の姉ちゃんかな?」
「……おねがい、もうしないから」
「…………ん、良い子だ」
「零崎」
「ん?」
「アイシテルよ」
「かはっ、俺も愛してんよ」
だから、君は俺だけを見ていて
、ね
end.
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「零崎ーー」
「なんだいまいはにー」
「ーー……すき」
「ぐはっ(かわいぃぃいいいいいい!!!!!!)」
「だ………っ、だいすき…!」
「ぐぼあっ」
「………零崎………!」
「〜〜〜っ、はいなんでしょうか!」
「嘘だよばーか!」
なにこれひどい
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「零崎、ぼくに手を上げるなんて最低だね。このさいてい屑野郎」
「……や、その、ごめん、そんなに強く叩いたつもりはなかったんだ…け、ど……」
「世間ではこういうのをDVと呼ぶんだ。零、訴えて欲しい?」
「………DV………?」
「………はあ、零、DVっていうのはね、【domestic violence】の略で(主に夫の妻に対する)家庭内暴力)なん…………」
「………家庭内………夫……妻………………(ぼそり)」
「………」
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鏡繋がりで、鏡音リン・レン曲「I WANNA TRUST YOU」/マイゴッドPより
荒唐無稽な関係
いつからぼくらは一緒にいたのか
相当歪んだ感情
これは、愛なのか殺傷願望なのか
インドア志望の延長
自ら招いた惨状だ、ばーか
全ては"I"を信じられないぼくのせいだと言うのか
あー、だるい
まっくら
‥‥‥‥‥‥‥
「愛してる」
「そんなのぼくには信じられないよ」
「傑作に愛してんよ」
「……」
(もっと、伝えたい)(いーたん、大好きだ)(言葉が、気持ちが、溢れて止まらない)(だけど、頼むから気付けよ)(これは正真正銘戯言なんかじゃ無いってこと)
「なあ、いーたん?」
「……ぼくは、」
「ぼくには余計な言葉なんかいらない」
(知ってんよ)(だけど、だったらどうすれば気持ちを伝えられるって言うんだよ)(そんな苦しそうな顔をして)(俺は、どうやったらお前を救えるんだ)
「言葉の数だけ気持ちが萎える」
(戯言を知っているこいつは、言葉なんて信じられない)(言葉という概念はこいつにとっては只の飾りでしかないんだ)
「だから、零崎」
「君は、」
「ずっと、」
「(愛してるしか言えないよ)」
end.
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零僕未満、しりあす文
「欠陥製品」
「なんだよ」
「お前は、太宰って読むか」
「そりゃあ、大体は」
「ふうん、そうか」
「うん」
だからなんだ、と問いたかったけれど、閉口
彼のめったに見ない真面目な顔に臆した
「人間失格」
「なんだ」
「君は、馬鹿だな」
「そうか」
心得顔で頷いた彼に、ぼくは苛立ちを隠し得なかった
どうということもない、と無表情を繕うけれど、もう遅い
「俺は、そこまで馬鹿か」
「うん」
視線に耐えきれず顔を俯かせるぼくに、彼は言った
「 」
ほら、破滅は、いつもそこにある
end.
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※ぐろ注意
「おい!」
「ん?」
久しぶりに訪ねた欠陥の部屋で
「何やってんだ!」
「リスカ」
きょとんとこちらに向けられた純粋な目
なんでそんな、訳がわからないみたいな目を
「はああ?!なんで!」
「好きなんだ」
「___」
「痛いの、好きなんだ」
口を尖らせて言う欠陥の両手首には、縦横無尽に走る疵、疵、疵、が__
「ふざけんなよ、欠陥、お前、そんな」
「?君もやりたいの?だったらお願いするよ。そうだ、どうせならぼくじゃ手が届かない所が良いな。君は__」
「……っ、阿保が」
ぎゅ、とカッターを握るその手を抑える
その手は小さく震えていた
自分じゃ気付いてなかったかもしれないけど
ほんと、馬鹿
馬鹿馬鹿
カラン、
「、何」
「ごめん」
「あ」
「ごめんな」
無表情がとうとう歪み、顔に感情が浮かんでくる
「う」
たまらず抱き締めた
「ふっ、__う」
声を殺し震えている欠陥の花瞼に口付け、雫を掬ってやる
「ごめんな」
「痛いや」
「でも好きなんだろ?」
「うん、好き」
(寂しかったなんて)
end.
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らぶらぶなふたり
零崎はよくぼくの耳をさわる
なんでと聞くと、癖だと言われた
変な奴
くすぐったいよ、そう言って身をよじっても零崎はやめない
それどころか、後ろからきゅーっと優しく抱き締められて目眩がした
くらくらくらくら
臭い、とか
体温、とか
耳を擽る息
くすぐったいけど気持ちいい
はむ、唇で挟まれた
体がすくむ
体がなんでか震え出した
変な感じ
そう言うと、零崎はぼくを抱きしめている腕を更にきつくした
ぎゅーーー
くらくらくらくら
あったかいね
こんなにも嬉しいのは、きっと君だからだよ
end.
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