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お題にそったSS置き場。
更新履歴には表記しません。

×より+に近い。
ギャグと会話文が多いです。

ジャンル雑食です。

2009-12-26(土)
20.突風(亮十)





学校を出たら、突然強風が俺とカイザーを襲ってきた。いわゆる突風だ。


「うわ、風がっ!!」


「海に囲まれてるからな。突風も起こるだろう」


カイザーは強風に髪をなびかせつつもいつも通り冷静だ。
俺はというと内心楽しいが、やっぱり立ち難さがあるので不服な表情をしているのだろう。


「なんだ、嫌そうだな。お前ならもう少し楽しむと思っていたのだがな」


「生憎、そこまで余裕がないんだよ。気持ちが押しやられる……」


「それは大変だな」


そう言ってカイザーは俺に右手を差し出してきた。支えにしろ、ということなのだろうか。



少し控えめに手を握ると、強い力で握り返されて引っ張られ始めてしまった。



「これなら大丈夫だろう?」



こちらを見て不敵な笑みを浮かべるカイザーに、多少恥じらいながらも頷いたのは言うまでもなかった。





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カイザーが天然みたいだ!

しかし、学校前で何やってんだこいつら(^^)
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