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2013-10-10(木) 飼い主番外編F 今日も今日とてツナと遊び……たいのを我慢してザンザスは大事な会合に出掛けていた。 ものすごいスピードで会合を終わらせ、屋敷に戻るとツナもザンザスと離れている時間は寂しかったらしく、すぐに走ってきてザンザスの足にすがりついた。 そのままザンザスの足にすりすりと頭や額を何度も擦りつける。抱き上げるとその胸元にもすりすりと擦り寄せてくる。その仕草が可愛くてザンザスはぎゅうっとツナを抱きしめた。 「猫ってああやって擦り寄るの好きだよね」 ボクのクロームもそうだし、とマーモンが言う。 「懐かれてるって感じで嬉しいよなー」 とベルも言う。 「あの行為って猫のマーキングみたいよ」 とはルッスーリア。 「マーキング?」 「そう。この人は自分のものだって、自分の匂いをつける行為なんですって」 「そうなのか?」 三人の会話が聞こえていたザンザスが思わずツナに問うと。 「うん。ザンザス余所行っててオレの匂い無くなってるから付け直しするんだ。ザンザスはオレだけの飼い主だもん」 「ツナ!」 何だか感動したらしいザンザスはますますツナを抱きしめ、ツナはいつもよりも長くすりすりしていた。 [*最近][過去#] [戻る] |