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2008-11-03(月)

歴史に残る頂点に …最高の舞台！

私の名前はウオッカ。

え、知らないって？

一応、この世界では
女の子なのに結果を
沢山残してきたのよ。

女の子なのに世代の頂点
日本ダービーに勝ったわ。

阪神ジュベナイルＦと
安田記念にも勝ったわ。

そして、今日。

秋も深まる東京競馬場
私は天皇賞・秋(GI)に
出走することになった。

最強牝馬といわれる
■ダイワスカーレット。

今年のダービー馬
■ディープスカイ…

スターホースが集まった。

でも、私が１番人気に
ファンは支持してる…

絶対に欲しい伝統の栄冠！
絶対に、人気に応えたい！

パートナー武豊騎手が
私の背中にまたがった。

「よろしく」

ポンと首筋を叩かれた。

武豊さんのためにも
頑張らなくっちゃ！

軽快な行進曲にのって
本馬場に入場していく。

どこまでも広い秋の空。
澄んだ風がそよいでた。

大歓声がおこった。
最高のメンバー集う
府中・東京競馬場。
ここは、最高の舞台。

でも平常心でいようと思う。
落ち着いて…、落ち着いて…

私はゲートにおさまった。
伝統の栄冠を得るために…

ガシャン！

運命の扉は開かれた！

やはり先頭にたったのは
宿敵ダイワスカーレット。

私の目の前に３歳最強
ディープスカイがいる。

私は流れにのって
中団でのびのびと
折り合って、追走。

慎重に、慎重に…

少しペースが速いかも…

だから私はおさえて
力をたくわえていく。

まだ…

まだ我慢だ…

最後の直線コース…

「ここだ！」

武豊騎手がムチで私に
ゴーサインをおくった。

「行けっ！」

交わせるか？

横でディープスカイも
並んでスパートする！

武豊、安藤勝己、四位洋文

トップジョッキーが
懸命に手綱をしごき
ムチで叩きあった！

ダイワスカーレットを
抜いて先頭にたった！

もうちょっと！
もうちょっと！

（えっ！？）

一旦交わした、最内の
ダイワスカーレットが
もう一伸びしてきた！

（信じられない！）

やっぱり手強い相手だ。
この速いペースで逃げて
一旦は、交わされながら
また、差し返すなんて…

でも、私だって
最強牝馬なのよ！

日本ダービー馬の
意地と誇りと夢を！

私が偉業を成し遂げるのよ！

並んだ！並んだ！
並んだ！並んだ！

ダイワスカーレットと
大接戦でゴールイン！

勝ちタイム
１分57秒２。

電光掲示板には赤文字で
【レコード】と、灯った。

凄いタイムになった。
語り継がれる激戦だ。

ダイワスカーレットが
私の横に近づいてきた。

どっちが勝ったんだろう？

武豊騎手も首をかしげる。
ダイワの安藤勝己騎手も…

写真判定になった。

どっちだろう…
長い長い時間。

大観衆の中を地下馬道へ
てくてく戻っていく時に
歴史に残る一戦になった
という空気に、包まれた。

勝ちたい！

だって、こんなに凄い
レースだったんだから…

こんなに頑張ったんだから…

（あれっ…？）

１着の馬が入る場所に
ダイワスカーレットが
入って鞍を外してる…

未だ、写真判定だけど
取り敢えず安藤さんは
ダイワスカーレットを
そっちに入れたみたい。

首をかしげているけど…

長い長い写真判定。

そうか…負けたのかも
知れないなと覚悟した。

悔しい…

もう数センチ前にいれば…

でも、仕方ないわ。

次のジャパンカップで
ダイワスカーレットに
絶対、絶対絶対絶対に
勝ってやるんだから！

（あっ！）

電光掲示板にようやく
着順が点滅しはじめた。

１着■14ウオッカ
２着■７ダイワスカーレット
３着■２ディープスカイ

「ウオッカです！
　ウオッカです！
　１着ウオッカ！」

（やった！！！！）

府中の空は、夕焼けで
黄金色に染まっていた…

どこまでも、どこまでも。

【土曜の日記予想の結果】
高田『３連複でいきます！
　２-７-14に18000円です』
　■18000円→127800円■
　■的中おめでとう!!!■

栗野「ここは堅そうや。
　でも、ワイド７-14で
　確実に、仕留めるで。
　切りよく10400円や！」
　■10400円→22880円■
　■的中おめでとう!!■

■高田…　 266520円
　掛金…　　50000円
　合計…＋ 216520円

■栗野…　 569870円
　掛金…　 520000円
　合計…＋　49870円

高田さん絶好調ですね!!

おわり

■次回の小生日記は■
『貴重なティッシュ』
を掲載する予定です。