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高田隆博公式日記07
■あしぁと帳■
2007-12-04(火)
貢ぐ男の叶わぬ愛
月曜の朝２時。

タコ焼き屋に来た
ベテラン落語家さん。

「困ってるんです、
助けて下さい！！」

必死の形相で
知り合いのお客に
懇願される落語家師匠。

「実は今、僕
お金が200円しか
無いんです。
でも、サイトで
女の子がメールを
待ってるんです！
今すぐにポイントを
入れないと、通信が
不能になるんです！」

話によるとどうも
出会い系サイトの
ようですね…

「だから今すぐ五千円
貸してください！！」

当然、断る
お客さん。

「お願いします！
この通りです！」
土下座する落語家さん。
「こうしている間に
新着メールが四件も
来ているんです！」

何でも、JR難波駅で
待ち合わせした子は
行き違いが重なって
会えなかったそうで…

ファミリーマートで
五千円振り込んで、
携帯の電池を買って
なおも懲りずに通信。

そして、
『お金あげるから、
エッチして欲しい』
というセレブを発見。

彼女とやりとりを
している途中に、
出会い系のポイントが
無くなったらしいです。

完全に出会い系に
嵌められている
典型的パターンです。
当然、みんなは
詐欺だと説得します。

「わかりました。
もうサイトはしません。
でも、タクシー代が
無いので、五千円を
貸してください。」

タクシー代そんなに
かかりませんやん。

「ここのポイントは
最低五千円振り込まな
あかんのですよ！！」

一同「サイトやん！」

一同「みんな師匠のこと
心配してるんですよ。」

「わかりました。
ここにちょうど
五人いますね。」

はい。

「心配するなら
一人、千円ずつ
貸してください。」

一同「何でやねん！」

みんな呆れて
帰ってしまいました。

残された僕は
落語家さんと
二人っきり。

「高田君、今日の
店の売り上げから…」

出来ませんよ。。
ゆっくりと穏便に
はっきりと力強く
僕は言い放ちます。

「そうですよね…、
失礼いたしました。」

…どんな女の子
なんですか？

「写メールがあります。
グラマーな方でしょ？」

『15万円あげるから
Ｈして下さい…』と
丁寧にお願いされる
セレブだそうです。

師匠…
こんなに綺麗な方が
何でお金払ってまで
男を探す必要が
あるんですか？

「…確かに。
これは詐欺かも
知れませんね。」

ですよね。

「大変ご無礼を
いたしました。
お許し下さい。」

いえ、みなさん
心配されてました。

「それでは帰ります。
失礼いたしました。」
と、帰られるその時。

ちょうど通りかかった
某芸能の漫才師さん。

落語家「あっ、師匠。
タクシー代が無いので
五千円貸して下さい。」

全く分かって
ないやん！！

…僕は、思わず
コケそうになりました。

出会い系に嵌まる人
初めて見ましたよ…

その純愛は片思い。
ポイントを何度も貢ぐ
だけになるでしょうね…

※今日予定していた『高田任三郎解決編』は明日掲載します。ご了承ください。なお、長文お読みいただきお疲れ様でした。今後とも、基本は半角1000文字以内に抑えますので…
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