創作日誌
2011-12-08(木)
ゆぐどらしる

生き汚いと罵る事は容易いけれど、事これが地球人類となれば盛大なカウンターパンチとしかならないのは歯痒いばかりだ。
まあ、いいさ。
宇宙ステーションの建設それ自体はそこそこ歴史も古く、二十一世紀の初めころには具体的な計画はおろか着工にもいたっていたと聞く。
宇宙進出がかつてロマンの第一線であったなど僕には想像もつかないが、それが無ければユグドラシルの基礎技術も人類滅亡に間に合わなかったらしいので、人はやはりパンのみに生くるにあらずであったのだろう。
しかしながら、そんなのはまるで僕には関係のない話だ。
宇宙ステーションがどれだけ建造されようと、そこに僕は乗れないのだから。僕の席など用意されてはいないのだから。
当年とって十七歳。五十年後なんて想像もつかない。けれど五十三年後なら分かる。
僕にはこの星と心中する以外の未来なんて初めからーーそれこそ産まれたその瞬間から有りはしない。
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