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2011-07-26(火)
小話


■Sweet Of you 〜 こんな僕ら コラボ
□幽霊の日のお話
■少し怖いお話なので苦手な方はご遠慮くださいませ。
□会話文のみ

京「あー、いつだったかな、部屋のコンポが壊れてよ、CDラジカセっつーの、あれ使ってた時があってよぉ。」

賢「え?え?真田?え、何?急に何?」

彼「ちょ、直貴先輩っ、なんで急に電気消してるんですか…!」

山「戸塚、その懐中電灯は…?」

京「もう寝るかなぁってベッド横にラジカセ置いたまま電気消して寝たんだよ。勿論、ラジカセの電源も消したぜ?」

賢「真田、無視するな…!いきなり何なんだって聞いてるんだ…!」

彼「そ、蒼真平気?ねぇ、平気?」

山「戸塚、真田さんに懐中電灯渡さないで。そして真田さんも顎の下から照らさないで、迫力があるから。」

京「寝てたんだよ。結構深く。でもよぉ、ふと、あ、体変かもみたいな感覚になって目が覚めたんだよな。あるだろ?そういうの?」

賢「な、ない。そんなのない…!だから止めろ…!」

彼「蒼真、耳塞いで…!聞いたらダメだ…!」

山「戸塚、何で急にこんなことを?」

京「あー、なんかヤバイかもとか思ってたらよ、案の定、体がこうな、ぴくりともな。」

賢「ややや止めろ…!真田ってば…!」

彼「蒼真、向こう行こう!あっちの部屋行こう…!」

山「わっ、蒼真くん、震えが…!」

京「あー、動かねぇと思ってたらよ、ラジカセからこう、チャンネルを合わせなかったラジオから流れるようなノイズがよ。」

賢「ぎゃーっ、やだやだやだ…!」

彼「ちょっ、直貴先輩、蒼真を離してください…!」

山「え、あれ?戸塚?どうしたの?」

京「起き上がろうにも起き上がれねぇし。ノイズは凄ぇし、軽く焦ってよ。そしたら右手に…。」

賢「くっ、真田っ、離せっ、離せってばっ!」

彼「そ、蒼真っ、う、うぅ、俺もなんだか怖くなってきた…!」

山「戸塚、もしかして怖くなってきたの?さっきまでのりのりだったのに。」

京「手ぇ、握られたんだよ。」

賢「!?」

彼「!?」

山「え、誰に…?」

京「部屋は一人だし、誰もいねぇんだけどよ。確かにがっちり右手握られてんだ。感覚はなんつーの、上手く言い表せねぇんだけど、年寄りっぽい、というか、こういう暖かい感じじゃなくてな、粘土質っつーの、そういった感覚なんだよな。」

賢「…も、やだ…!」

彼「……………」

山「………戸塚、大丈夫?」

京「流石に焦ってよぉ、なんとか離そうとすんだけど、離れなくてよ。あー、ヤバイヤバイ思ってたら、はって目が覚めた。」

賢「…………終わった?」

彼「……う、うぅ、蒼真…!」

山「戸塚、本当に大丈夫?」

京「あれが夢だったのかなんなのか分かんねぇんだよな。ラジカセはノイズなんか流れてねぇし、でも体は凄ぇ、疲れてるし。今でも不思議なんだよな。」

賢「………真田、も、帰るから、離せ…!」

彼「………も、俺も無理です…。」

山「とりあえず電気点けようか。」


あとがき
 文章がまとまらず読み辛くてすみません…!
 何名か登場させられませんでした…。
 蒼真は直貴に膝抱っこされてます。劉也も後ろから彼方に抱きついているんですが、テンパった彼方に存在を忘れられてます。
 戸塚は山田が怖がるかと思いきやさっぱりで、寧ろ自分が怖くなってしまったんです。
 あ、ちなみにこれは私の高校生の時の実体験です。
 あの手の感覚はいまだに忘れられません…!

2011.7.26 辻

実は他にも幾つかそういう体験があるんですよね。
高校生の頃に。
ちなみに霊感とかはまるっきりありません。


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