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2018-05-15(火)
『虐殺器官』読破
　


主題歌『リローデッド』聴きながら殆どを新幹線で読み終えてしまった。


タイトルがタイトルの通りで本当に、何故虐殺に至るかの流れ、仕組み、ルールがとんでもねー話で恐ろしい話じゃった。


端的に言えば紛争地帯を渡り歩く一人のターゲットを追う話で、その男が向かった地帯では必ず紛争、虐殺、内戦が起きている……しかし起きてない地域に向かって、そこで突発的に虐殺が起きたりもする。単なるPR社の人であまりにも普通なジョン・ポールって名前のおっさんが歩く場所には残虐で軍事的な集団殺人が引き起こされていく、って内容なんだけど。


それを超最新鋭装備の特殊部隊がただひたすらに各国に向かって追跡し拘束しに行く話。







こういう降下シーン描写とか、航空支援爆撃描写とか、潜入捜査においての細かな描写が凄すぎて凄い。何をどう見てどう判断するかの流れが、多分映像化出来ない思考の範囲でめちゃんこ細かく載ってるのがほんと。


なお上の文面を映像化するとこんな感じになる(相変わらずグロ注意)のだけど。

クッソ見たい。はよ見たい。

原作者の｢伊藤計劃｣氏は重度のメタルギアのコジママニアであってかつ小島監督と大の仲良しで、2008年発表のMGS4には｢メタルギア月光｣ってキモい脚の兵器が出てくるんだけど、それの脚が機械脚部じゃなく人工筋肉のそれで。その描写が2007年の虐殺器官でまず最初に人工筋肉兵器が出てくるのがもうじわじわと来るものがある。その設定とかも色々おぞましくて好き。大体大型輸送体とかは人工筋肉の描写だからほんと凄いアレでめっちゃ映画で見たいんよなぁ……。

はー、時間作りたい。映画を見る時間も絵を描く時間もログ整理の時間もゲームするだけの時間も家事する時間もただ寝るだけの時間も。
金はいらんから時間をくれ……。

　
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