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不透明な愛を君へ贈る


2013-07-16(火)
サディスティックの定義とは

ゆび、ゆびぃ、っ
そう言ってボロボロと涙を零しながら子供が泣いた。ギョっとしたのは浦原の心臓で表情には出さずに居たから子供は余計に心臓をきゅうっと鳴かせたかもしれない。
指?指がなに?君の中に入ってる指がなに?
ペラペラと吐き出される意地の悪い言葉に少なからず悪寒が走った。いやいや…どう足掻いてもオヤジ臭いだろう…。思っていても嗜虐心は積もっていくばかり。ああもっともっと泣き顔みたいなあ、だなんて悪びれる事もなく思ってしまうから結構末期なんだと思う。
そんな大人の心情を知らずに子供は普段の100倍もの素直さで言葉を紡いだ。
ゆ、び…も、イっちゃ…
後ろだけでイケるの?
ゃっ、いじ…わるい…っら、はらっ
いいよ。イキな。
露になった額に軽く口付ければ体を痙攣させながら一護は精を放つ。
肩で息をしながら呼吸を整えようと必死な泣き顔を見ていたら、やっぱりと言って良いのか悪いのか、再び嗜虐心とやらが顔を覗かせる。
存外、この子には辛く当たってしまうんだなあ。
思いながらまたキスをして今度はとびっきり優しくも甘い声で囁いた。
もっとたくさん虐めてあげますからね。
浦原の中であくどい笑みをしてみせるもう一人の自分が声を吐き出した。








子供は酷く怯えてソイツを刺激する


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