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【DEAREST-CLOBERに40の質問】の回答をご覧になれない方のためのページです。
2007-10-07(日)
40の質問D

DEAREST-CLOBERに40の質問



<黒崎に質問編>



Q37.【各キャラの製作の思い出又は思いを。】


これ、答えようとするとついマジ語りになるのでものっそいこっ恥ずかしいのですけれども;…お話を書く際の共通した想いを先にちょこっとだけ述べさせて頂くとするならば、自分の書く2人というのは、どうしたって原作のあのコたちの魅力からはかけ離れていて、足元にも及ばないどころか比較するのすらおこがましいのは百も承知だから、海賊話であれパラレルであれ、せめてお話を書くときは誠実であろう、真摯に自分の中の2人に向き合おうというのが常々抱いて自戒している思いで。
私の中での誰かを愛する・恋焦れるという感情を抱いてしまった緑頭のあのコは、惑って懊悩して揺れ動いて不器用な余りこんな言動を取ってしまったりするんだよ、それに対して金髪コックは、やきもきしたり愛しさを迸らせたり意地になったり時にちょっぴり意地悪したりしながら、それでも眼が離せなくて意識的にも無意識的にも熱く見守ってしまうんだよ…という部分に焦点を置いて大事に書いているので、ズバッと簡潔にとにかくキャラ同士のエロエロが見たいんだよという方には、ぶっちゃけまだるっこしく面倒くさくかつ物足りないという恐ろしく微妙なお話ばっかりなんだろうなと思ったりします;
私も自分で書いていて悶々としてきて、もうごちゃごちゃ何も考えんとすっかりできあがった彼らのいちゃこらラブラブを思う存分書きたいんじゃー!フンガーッ!と自分に向かって牙剥きたくなる瞬間山のように多しなので、よくわかる(苦笑)
でも、脳内妄想激しい割りに萌えるようなエロスは自分の力量では書けないことも自覚しているから、エロス方面はこれから先も今のようなままだと思います…す、すみませ…っ。
以下は、主な4つのシリーズについての語りもどきです。


●『海賊話』について

→これは原作が尊すぎる上にあのままのあのコたちが大好きすぎて、毎度書くのにものっそい気合と勇気と葛藤を要するお話で。
片思いに記憶喪失にとうっかりヘヴィなテーマに手を出してしまったがためにというのもあるのだろうけれども、大げさでなく1話書き終えるごとに体重0.5キログラムくらい減ってるんと違うかというくらいエネルギーと時間の消費が激しかったりして中々進まないという体たらくに陥っていたりしま、す……ぎゃーすみませんっ…!
片思いのあのコも、身体だけは嫌というほど覚えこまされているあのコも、環境は微妙に違えどどちらも不器用で酷く純粋で、金髪コックにキスの一つでもされようものなら心臓を止めかねない気が今からしていたりするのだけども、本当に早くどうにかしてあげたいと気持ちばかり日々先走り気味。


●『遠恋話』について

→絆の深さも、お互いのお互いに対する想いの深さも、年季の入り具合も右に出るものはいない、黒崎的ベストカップル。
自分の中でもサイト内でも最もお互い同士の想いの深さがつりあっている2人なので、気兼ねなく言いたいことを言い合える、小競り合いも楽しめる、お互いが欲しいものを素直に求め合って与え合って満たし合えるという、書き手にとっても安心して書ける安定した2人です。
このコたちはホンマに遠恋というハンデを感じさせないほどに仲睦まじくて、顔を合わせるとナチュラルにイチャコラしてくれるのでごっつ楽しい(笑)。
でもどんだけこのコらがイチャコラしてても、バカップルだなぁとは思えないのはこれいかに。
『アオイロ〜』を書いていたときはちょうど夏真っ盛りで、窓から見えるひたすらに青い空に気が遠くなりつつポカリ片手に半ば朦朧としながらパソコに向かっていた記憶があります。
そのせいなのかなんなのか、黒崎の中での遠恋話のイメージ色はすっかり水色とか青になってしまっていたりします。


●『ネコ話』について(※サーバーリニューアルのためお部屋のURLが変わりました!新たなネコべやのURLの請求方法をネコ部屋の詳細ページにてご案内しておりますので、参照くださいませ…!)

→どの作品を書いてるときでも頭のどこかには常に存在しているような、自分にとって大きな、大事なあのコです。
もはやお話がどうとかカプがどうのというよりもただひたすらにピンポイントであのコという存在が愛しくて、書きながら苦しかったり悔しかったり辛かったり切なかったりと本当にいろんな感情を揺さぶられて引きずり出されてしんどくなったりしたこともありながらも、それでもやっぱり愛しくて。
でも何でだろう、私の中のあのコはいつも独りで静謐な空気の中に居て、抱えた膝に額寄せて胎児のように丸くなりながら、哀しいとも寂しいともつかない声でご主人様の名前をポツリと一度呟いてそれきり口を噤んでしまうイメージなのです。
稀に笑顔を浮べても、淡すぎてこのコはこのまま壊れてしまうのじゃないかなと危惧すら抱いてしまう。
あのコがご主人様と心を通わせあえるようになるまで、自分が望まれて引き取られたわけでは決してないのだということを深く自覚せざるを得ない出来事がいくつもあって、それは恋人として身体を重ねあうようになった今でもあのコの心に焼き鏝の痕のようにいつまでも消えない酷く暗い傷を残していて。
本来ならばその傷はご主人様に溺愛されることで完全に消すことはできなくとも癒やされて薄れさせていくことができるはずなのだけれども、あのコのご主人様というのがまた優しいけれど鈍感な仕事人間で、あのコの涙に弱いくせに可愛い女の子にもつい甘い顔をしてしまうという横っ面引っ叩いてしっかりしろよと喝を入れてやりたくなるような男なので、仕事と女の子と自分を並べたとき、ご主人様にとっての優先順位が仕事>女の子>自分だということをあのコは日常的に深く自覚していて、尚且つそれを仕方のないことだと思ってしまっているのです。
それでもあのコはご主人様を心の底から愛していて、満足の基準がどんどん低くなっていっていることに気づかずに、僅かなふれあいでもあのコは酷く喜んで。
ご主人様もそんなあのコを可愛く思って構ってあげたりするのだけれども、本当に注いであげなければならない愛情には遠く及ばなくて、心の傷が癒えるどころか細かな引っ掻き傷すらうっすらと新たに増えているような気すらしてしまうのですよね…。
クレハはよく「愛されている自信を持て」とあのコに言うのだけれども、何せ相手はあのコが泣いて初めてあのコの色んな想いに気づくようなニブチンで能天気なご主人様なので、ご主人様や周りが想像する以上に想いの比重はまだまだ遥かにあのコの方が重いこの状態であのコにそれを言ってしまうのは、実はとてつもなく酷なことだよなと自分で書いておいて思います。
かつてわんこにゃんこ話を書いた時に、『このままわんこと一緒になった方がにゃんこは幸せになれると思う』的なコメントを頂いたのですけれども、もっともすぎておもっくそウンウンと頷いてしまった。よ。(おい)
ご主人様がわんこのように上手にあのコを愛せるようになれたら、自分の中のあのコも満ち足りた笑顔を浮かべていられるようになれると思うのだけども……その未来はもう少し先になりそうです。


●『郵便屋話』について

→元々は、七夕の話を書きたいなと思ってどんなのにしようかと考えていたときにたまたまツヨっさんのアルバムをかけていて、【くるくる】という曲の「強く願わせるは 君の魔法」というワンフレーズを耳にしたその瞬間に自分の中に生まれた2人でありお話で。
小さな女の子の願い事を叶えてあげたくて奔走する郵便屋さんなあのコと、あのコの願いを叶えてあげたくて魔法でも使わなければ起せないような奇跡を独り密やかに苦心しながら起こそうとする金髪コックの姿が彼らの眼にしている風景と共にとても自然に浮かんできて、それを表現したくて伝えたくて奮闘していた記憶があります。
……今現在も拍手お礼で奮闘中ですけれどもね;
このお話で特徴的なのは、あのコの男前さもさることながら、金髪コックの独特の危ういような儚さとあのコへの心酔ぶりかなと思ったりします。
あのコを失くしたら、彼は嘘でも誇張でも理屈でも無く、気が狂うとかそういう次元すらも突き抜けて息の根が止まってしまうのじゃないかなと半ば本気で思ったり。
わんこや遠恋の彼とはまた少し違った次元で憎めない人です。
あのこの生い立ちを描いたように、彼のまとう儚さや脆さの背景も拍手お礼の中で掘り下げて描きたいと目論んでおるのだけれども、描き切れるだろうか自分と一寸不安が増殖中。


わんこや本物にゃんこやゾロコや若様や妖精や大学生についても語りたいとは思いつつ、あまりにも取り留めなくなりそうなのでこの辺で。
一寸このカプについて語れやというのがありましたらばお知らせいただきますと雑記で語るよエッヘヘ(ウザッ)




Q38.【素敵なお兄様(笑)をお持ちの黒崎さんですが、レポした以外でこれは!と思ったお兄様とお友達さんのエピソードなど教えてくださると嬉しいですm(_ _)m】


そんでは、23日(彼岸)にユッキーが家に遊びにいらしたときの会話をば。

「うほっ、今こいつ(飼いウサギ)俺の踵さキッスしたっけ!チュッて!」
「それ鼻水付けられったんろや、鼻ぺちょって。うわ汚ぇ」
「うっせ、髭モソモソってこそばゆくってとってもプリ(プリティーの略らしいよ…)だんで。お前も俺の踵にキッスしな」
「あっ僕、そういうプレイはちょっと…」
「んじゃ、尻で勘弁してやる」
「だから、しねぇっつーの(超低音で巻き舌)」
「スミマセン」

茶の間で飼いウサギの踵キッス(鼻ペちょ)に興奮してユッキーに尻キッスを強請る兄ィと、プラモデル本見ながらクールに巻き舌でお断りを入れるユッキーの図ですよ。
トイレに行こうと思って茶の間を通りかかって(トイレに行くには茶の間を突っ切らねば行けぬ)うっかり会話の一部始終を聞いて&目撃してしまった妹は、これは一体何プレイだよ部屋でやれよ頼むから…っと引き戸バンバンぶっ叩きたい衝動に駆られてしまっt(略)




Q39.【今まで書かれてきたお話の中で、一番気に入っているお話は何ですか?】


どれも思い入れがものっそいあるので選ぶのが本気で難しいのだけども……強いて選ぶとしたらば、某企画で書いた遠恋の二人の里帰り話かなと。
書きたいことをものすごく心地よくストレートに書けたお話だったというのもあるけれども、企画参加作品として遠恋のあのコたちを広くお披露目した一番最初のお話ということもあって、あのコたちにとっても自分にとっても一つの記念の大事なお話となっています。




Q40.【黒崎様に質問をお願いします!素敵なお話はどの様な時に閃きますか?とても心に響くお話なので、凄く気になります。】


散歩してるときや湯船に浸かってボウッとしているとき、寝る前、仕事してる最中、他のお話や原稿取り組んでる合間などに現実逃避気味に、イメージ風景や言葉がポツポツと。でも構成力や計画性みたいなものがあまり無いコなものだから、実際にそれを上手い具合に全部生かせるかっていうと難しくて、いつか書きたいと思いつつ大概はボツになってしまっているのが現状です…。うわもう本気で勿体無い……っ



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