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◆拍手コメント＆レビューを下さった方々へのお返事です。※現在の管理人は作者の木蓮とは別人です。
2015-03-29(日)
多くの拍手コメントを下さった、茉莉花様へ


茉莉花様へ


とても多くの、大変にご丁寧なコメントを頂いておりながら
お返事がこんなに遅くなり＆まとめてしまって…
毎回、とても申し訳なく思うと同時に、大変有難く思っておりました。

今回も、虹の彼方の最後の９章の細かい感想や
アラウディの最強育成計画などにも、色々とコメントを有難うございます。



最後の＜吉兆＞も気に入って下さったようですね。
＞本当に素敵なラストの場面
…と感じて下さって、私のほうこそ嬉しいです。

本編の終わり(８章最後)も、虹の彼方という物語の最後の最後の終わりも…
どちらも美しい虹が登場しているのは
その先に待っている、“それぞれの人の未来に希望がある”
という事を視覚的にイメージ的に表わしています。

勿論、これから行く人生には楽しい事だけでなく
これからだって、人生の試練は多く訪れるとは思うのですが…
それでも人が“希望”を失わなければ…
何時かきっと“道が拓ける”と思うのです。

…それを印象的に表す為にも“虹”を持って来ております。




＞「家族シリーズ」を連想致しました。
＞木蓮様のお話にもあった、平凡で穏やかな日々にこそ幸福があるという情景
…と、書いて頂きましたが、感じて下さった通りです。

虹は…希望の虹…であると同時に
実は“穏やかな幸せ”の象徴としても登場させています。

虹が現れるのは、荒れたお天気の嵐や雨雲の後であり…
それまでのお天気が変わり、太陽の陽が射し…様々な条件が合う時のみに
見る事が出来る気象現象です。

私にとっては、雨に洗われた清々しい空気の中で見る
悪天候の後に訪れた、ホッとする癒しの時でもあると感じています。

そこに私は“穏やかな時間を過ごす事が出来る幸せ”を感じます。



そして…
人生に於いての生活や、各種の人間関係や家庭や職場の中でも
同じような時がある…と感じています。

いくら仲良しの家族であっても、ごく偶には喧嘩もあるでしょう。
親友と気まずくなる事だってあるでしょう。
お仕事上の人間関係で苦しむ事や、友人との付き合いで苦しく思う事も
ごく普通に生きていても、本人にとっては困難で大変な事態になる事だって
…正直、とても多いのが現実というモノだと思います。

でも、一生の間…ずっと苦しいのではなくて
虹が出た時のような、清々しくて穏やかな幸福感を感じる瞬間が
どんな方にも必ずある筈です。

出来るならば…そのような時間が、少しでも多くありますように…
との願いを込めて、あの最後の場面となりました。




“本当に心穏やかな日々を過ごす”事は、決して退屈な日々ではなく…
寧ろ、その影に隠れた努力があって…やっと実現する物であると
私的には考えています。

真に穏やかな生活…とは、見掛けだけ穏やかなのではなくて
“心の中も穏やか”である事を指しておりますので
本当の意味で、それを実現するのは、実は結構大変な事ではないのでしょうか。

だからこそ貴重で…有難くて、幸福を感じるのだろうと思います。
日々、一生懸命に努力をした結果として、
“本当に穏やかな日々”を得る事が出きるのだと思います。



ですので…今現在、もしも…
『私の人生って何もなくてつまらない』
と感じている方いらっしゃったら…

『いえいえ、それこそが実は幸福な事なのです』
『ご家族や周囲の方々に恵まれているからこそ、今穏やかに暮らせるのでは？』
『つまらないと思うのではなくて、感謝をするべきだと思いますよ』

…と、気が付いて頂きたいな…と物語を書きつつ密かに思っておりました。





＞アラウディさんとヒロイン(の前世)との関係が仄めかされていたのが、とても印象的です。
…そこにちゃんと気が付いて下さり有難うございます。

私は「本当の偶然」は滅多にないのでは？と感じております。
偶然に視えて、実は必然…という事が案外多いという印象です。
特に、人と人の出逢い…に関してはそう感じる事がとても多いです。
茉莉花さんとの、このようなご縁も…必然かもしれませんね。


サイトのテーマでもある「出逢いは必然」は
私自身が今まで生きて来た中で実際に感じて掴んだ
“この世の真実”のひとつであるだろう…と考えています。

過去幾転生でのご縁があるからこそ、今世も恋人や夫婦になるのだろう…
と思っておりますので、それが感じられるお話を最後に入れさせて頂きました。




＞「家族シリーズ」のヒロインもアラウディさんと何らかの前世の関係があるのだろうか・・と考えたりしました
…はい、作品の中には書いて明確にしておりませんが
私の中では“関係ある”事になっています。

だからこそ、初めてアラウディとヒロインが出逢った時に
お互いに“気になって”いるのですし、興味を持ちました。


更に言うと、子供達とアラウディも“ご縁”があります。

最強育成計画の中の一文で…
『何時もならば、やろうとは思わない事だが…』
『ふと、大昔の記憶を思い出して気持ちが動いた結果だ。』

…と、さり気無く書いているヵ所が、
実は、その事を密かに表わしています。


でも家族シリーズと虹の彼方は、それぞれ別パラレル設定なので
厳密に言うと少し違う設定なのですが…
お好みによって、脳内でリンクして読む事も可能な範囲にしています。

そんな読み方を楽しみたい方々の為に…
最後の場面の子供達の人数を敢えて３人にしました。
性別は書いておりませんので、全く別の物語とも読めますし
多少の矛盾点はあるのですが、そこに目を閉じれば…
連続した物語としても読む事も可能な範囲だろうと思います。





茉莉花さんの…
「読んだ方がどう感じたか」という事がダイレクトに伝わって来る
リアルタイムなご感想は、私の楽しみのひとつでもありました。

具体的に、どの部分でどう感じたのかを書いて下さるので
私の意図した内容が、ちゃんと伝わっている事を確認出来たりして
ホッとしたり、嬉しく思ったり…
毎回、とても有難い感想コメントだと感じておりました。

今まで…こんなに長く、このサイトにお付き合い下さり
お忙しい中、わざわざご丁寧な感想を書いて下さった事に
心より感謝申し上げます。


何度も、同じ事ばかりを申し上げているように思いますが…
でも、正直な所…感謝以外の他の言葉を見つける事が出来ませんので
語彙数が少なく、同じ内容である事に対しては
寛容なお心で受け止めて頂ければ大変に有難く存じます。



最後になると思い、ついつい長く書きました。
そろそろ終わりにしたいと思います。

今まで、本当に有難うございました。
茉莉花さんの未来にも、美しい虹がありますように…
貴女の行く道が素晴らしい物でありますように祈念を致しております。





木蓮


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