N | a | t | u | r | T | e | r | r | a |
天然石(パワーストーン)の知識
2010-05-01(土)
オブシディアン
オブシディアンの和名は黒曜石(こくようせき、obsidian)で、火山岩の一種、及びそれを加工した宝石の名称。
岩石名としては黒曜岩(こくようがん)という。
ほぼガラス質で少量の斑晶を含むことがあります。
流紋岩質マグマが水中などの特殊な条件下で噴出することで生じると考えられています。
同じくガラス質で丸い割れ目の多数あるものはパーライト(真珠岩)という。
黒曜石のモース硬度は 5。比重は 2.339 - 2.527。
水を 1 - 2% 含む。
石言葉は、摩訶不思議。
性質は外見は黒く(茶色、また半透明の場合もある)ガラスとよく似た性質を持ち、割ると非常に鋭い破断面(貝殻状断口)を示すことから先史時代より世界各地でナイフや鏃(やじり)、槍の穂先などの石器として長く使用されました。
日本でも後期旧石器時代から使われていた。黒曜石は特定の場所でしかとれず、日本では約70ヶ所以上が産地として知られているが、良質な産地はさらに限られている。
黒曜石が古くから石器の材料として、広域に流通していたことは考古学の成果でわかってます。
上述の通り、石器時代において、その切れ味の良さから石器素材として広く使われまし。
刃物として使える鋭さを持つ黒曜石は、金属器を持たない民にとって重要な資源であったのです。
現にヨーロッパ人の来訪まで鉄を持たずに文明を発展させた南アメリカは、15世紀頃まで黒曜石を使用していました。
意外に現代でも実用に供されている。その切れ味の良さから、海外では眼球/心臓/神経等の手術でメスや剃刀として使われることがあります。
様々な色の混じった美しいものは、研磨されて装飾品や宝飾品として用いられている。
写真は近年発見されましたミッドナイト レース オブシディアンで光にかざしてみると夜のように見えて、またレース状の縞模様がはいっていることから付けられた名称です。
[*最近][過去#]
|
[戻る]