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4月17日 0時43分天然石(パワーストーン)の知識
2010-07-02(金)
翡翠（ひすい/jade）
〝東洋を代表する神秘の石〟
翡翠（ひすい、jade）は、深緑の半透明な宝石のひとつ。
古代より東洋を代する最も高貴な石とされています。
中国では子供の御守りとし、出産の御祝い等に贈られます。
また死者の霊魂を鎮める石といわれてきました。
また古くは玉(ｷﾞｮｸ)と呼ばれていて不老不死および 生命の再生をもたらす力を持つと信じられていました。
翡翠は繊維が絡まったような結晶をしているために
靱性といわれる堅牢さ、および粘質性が高く衝撃に耐える力はダイヤモンドより強いとされています。
石言葉。長寿、健康、徳。
人生の成功と繁栄を守護するといわれ、また災難を遠ざけてくれる御守りの石とされます。
翡翠、天然石の硬度/6･5～7
東洋（中国･日本）、中南米（インカ文明）では古くから人気が高い宝石であり、金以上に珍重された。古くは玉（ぎょく）と呼ばれました。
★鉱物学的には「翡翠」と呼ばれる石は化学組成の違いから「硬玉（ヒスイ輝石）」と「軟玉（ネフライト : 透閃石-緑閃石系角閃石）」に分かれ、両者はまったく別の鉱物であるが
しかし見た目では区別がつきにくいことからどちらも「翡翠」であるし翡翠とよんでいます。
不老不死および生命の再生をもたらす力を持つと信じられており、古代においては遺体全体を玉で覆うことが行われた。
中国では、翡翠(軟玉)は他の宝石よりも価値が高いとされ、古くから、腕輪などの装飾品や器、精細な彫刻をほどこした置物など加工され、利用されてきた。ニュージーランドやメソアメリカではまじないの道具としても使われていた。
また非常に壊れにくいことから先史時代には石器武器の材料でもありました。
日本では古代に糸魚川で産出する硬玉の翡翠が勾玉の材料とされてきたが、奈良時代以降その存在は顧みられなくなっていた。
日本での翡翠の産出が再発見されたのは1938年（昭和13年）のことであります。
日本では5月の誕生石にエメラルドとともに数えられている。
硬玉と軟玉はどちらも翡翠というが、宝石として価値が高いのは〝現在は硬玉だけ〟である。
元々、翡翠は美しい石として、硬玉:軟玉や瑪瑙やその他の宝石とともに「玉:ぎょく」と総称されていた。
「翡翠」は中国では元々カワセミを指す言葉であったが、時代が下ると翡翠が宝石の玉も指すようになった。
その経緯は分かっていないが以下の説がある。
翡翠のうち白地に緑色と緋色が混じる石はとりわけ美しく、カワセミの羽の色に例えられ翡翠玉と名づけられたという。
この「翡翠玉」がいつしか「玉」全体をさす名前になったのではないかと考えられている。
硬玉、軟玉、碧玉等の総称としてジェイド (Jade) を使っておりますが、とくに硬玉と軟玉をわける必要があるときに
硬玉（ヒスイ輝石）をジェダイト (Jadeite)、軟玉（透閃石-緑閃石系角閃石）をジェイド (Jade)、ネフライト (Nephrite) といっている。
翡翠の産出地は世界的にも限られており、安定した量の硬玉の産出地はミャンマーのみである。
なお、中国のホータンで産出される翡翠（和田玉）は軟玉であり、よく誤解されているが中国に翡翠の硬玉の産地は存在しない。
産地⇒日本 : 新潟県糸魚川市姫川流域、北陸の海岸や富山県の宮崎・境海岸（ヒスイ海岸）、兵庫県養父市（旧大屋町）、鳥取県、静岡県引佐地区、群馬県下仁田町、岡山県新見市の大佐山、熊本県八代市泉町など
鉱物としての翡翠のうち、硬玉について記述しています。
「ひすい輝石」
分類ケイ酸塩鉱物
結晶系単斜晶系
へき開二方向に完全
モース硬度7
光沢ガラス光沢
色白色、淡緑色
条痕白色
比重3.3
ヒスイ輝石（ヒスイきせき、翡翠輝石、jadeite、ジェダイト、ジェイダイト）は輝石グループの鉱物。
宝石として珍重されている翡翠のうちの「硬玉」である。本翡翠とも呼ばれる。
純粋なものは白色だが、微量の鉄やクロムによって緑色、微量の鉄やチタンによって紫色になる。変成岩に産する。
現在はミャンマーやロシア、グアテマラ、メキシコが主な産地であるひすい輝石だが、世界最古の産地は日本の可能性があるとする学者もいる。
その歴史は縄文時代に遡り、日本海沿岸の古代国家の一つ「越」が翡翠を採掘、加工していたと記録されている。
しかしながら、なぜか弥生時代から翡翠はいつしか採掘されなくなり、鉱床も放置された。
それから長い年月が過ぎたのち、昭和初期になって、かつての鉱床周辺（新潟県糸魚川市周辺など）にひすい輝石の産地が再発見された。
日本では翡翠はジェダイトとして、よく名前を知られている宝石ではあるが、本翡翠（翡翠輝石）は産出量が極めて少ないため高価で取引されている。
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