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天然石(パワーストーン)の知識
2012-11-21(水)
人工水晶?天然水晶
水晶は、もともと透明で純粋なものですが、自然のものなので、結晶が成長する際に他の鉱物が入り込んだり、地殻変動などで結晶面がずれたりして、インクルージョン(内包物)が入るのが普通です。
だからこそ天然のインクルージョン(内包物)の無い透明水晶は貴重で、大きなものは本当に稀にしか産出しません。
そのため高価で取引され、「天然水晶」と偽った贋物も出回ります。専門家でも真贋を見抜くのは難しいと言われています。
龍の宝珠のクリスタルは「天然」水晶です。
信頼できる問屋から仕入れていて、問屋はすべての取り扱いのクリスタルが稀少な「天然水晶AAA」を証明するために鑑別に出しています。
在庫の全てのクリスタルを1粒ずつ鑑別に出すことは不可能ですので、厳密にいえばすべての粒が天然だという保証はできませんが、
クリスタルのラウンドは仕入先が同じですので天然に間違いないかと思います。
今後も定期的に無作為に鑑別に出していくそうです。
クリスタル(水晶)には合成水晶と天然水晶があるのをご存じない方も多いと思います。
合成水晶とはその名の通り、水晶の化学式を真似て人為的に造ったものです。
合成ルビーなどと同様に結晶が安定するので綺麗ですし、量産が可能なため安価という利点があります。
ただし厳密には「天然石」とはいえません。「AAA」クオリティで販売されている水晶はほとんど「合成水晶」です。
鑑別にまわして販売しているところは多くないと思います。天然と信じて合成を販売してしまうケースもございます。
インクルージョン(内包物)の無い天然透明水晶と見間違えるもの。
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【人工熔錬水晶】
天然水晶の粉末とガラス成分を混合して溶解してから、形を整えたものです。組成が水晶とほぼ同じものから、殆どガラス成分のものまで様々です。
【クリスタルガラス】
酸化鉛が24%以上含まれた、非常に透明なガラスです。風合いも普通のガラスより水晶に似ています。
【硝子/ガラス】
ガラスにもいろいろな種類があります。特に石英ガラスは主成分が水晶と同じ二酸化珪素で、見た目も似ています。屈折率を上げたガラスなどもあり、見分けるのはなかなか大変です。
溶融水晶は「石英ガラス」とも呼ばれ、耐食性・耐熱性に優れ、非常に透明度が高いガラスです。
一方合成水晶はちょっと違います。
オートクレーブと呼ばれる釜の中で400度、1000気圧という高温・高圧の環境を作り出し、2〜4ヶ月間の時間をかけて、中に吊した小さな結晶を種に、徐々に大きく結晶させていったものです。
ですから、合成水晶は人工的な環境下ではあるけど、天然のものと同じように結晶した、れっきとした水晶(石英)です。
但し「天然」とは言えません、水晶であることは間違いがありません。
それは、天然の水晶のようなクラスターではなく、棒状・板状の結晶となります。
このごろは大きな結晶も作られるようになり、宝飾用にローズ・クォーツやアメシスト、アメトリンも作られます。
●天然水晶を選ぶポイント
◇当然ですが信頼できる店で買いましょう。(鑑別に難色を示すような店は避けましょう)
◇インクルージョン(内包物)の無い天然透明水晶なのに、極端に値段の安いものは避けたほうが無難です。
◇あえてインクルージョン(内包物)のあるものを選ぶ。
インクルージョンは天然の証です。入り方によっては、強いパワーを持つものもあります。
管理人はインクルージョンのある水晶のほうが魅力を感じますね。
◇日本国内の鑑別機関が発行した鑑別書付きのものを選ぶ。
外国の鑑別機関の中には人工水晶も「水晶」として鑑別書を出すところがあるそうです。
◇分からなければ、お店の人に聞く!これが一番早いですね。
【人工と天然の簡単な見分け方】
屈折特性を利用する方法があります。
小さな水晶では難しいのですが、手軽に判別できる方法です。
1:白い紙に細い線を引くか、髪の毛をまっすぐに伸ばして置きます。
2:その上で水晶をゆっくり動かして、線が2本に見える角度を探します。
(ごく細い間隔の平行線に見える場所を探してください。)
3:線が2本に見える角度があれば、その玉は「水晶」です。
(但しこの方法ではガラスやアクリルとの区別はできますが、
人工か天然かは分かりません)
【人工鉱物//人工宝石】
人工的に合成される宝石・準宝石。天然宝石と同じ組成をもち,物理・化学的性質が同一であり,模造品とは区別される。天然宝石とは包有物・構造線の有無で識別しまする。
おもなものはコランダム(ルビー,サファイア),スピネル,ルチル(金紅石),エメラルド,トルマリン,ダイヤモンド,メノウ,水晶などがあり,現在ではほとんどの宝石が合成可能であります。
純粋さ・色調で天然宝石にまさるものもあり,軸受用の人工サファイアのように工業的に利用されるものも少なくないですね。
製造方法では,原料を落下させながら溶融し受台上に結晶を成長させる火炎溶融法が最も一般的で,合成コランダムなどの製造に用いられるが,そのほか水晶の合成に利用される熱水法(熱水合成),キュービック・ジルコニアをつくる冷却るつぼ法などがあります。
参考サイト:MoonMadness
http://www.moonmadness.jp/suisho.html
moon Madness
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