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天然石(パワーストーン)の知識
2010-07-12(月)
アメジスト
紫水晶:アメジスト(amethyst)は、紫色の水晶である。紫水晶(むらさきすいしょう)ともいう。
和名は紫水晶で、アメジストの成分および含有量、分布の違いで色の濃さが変わって来ますが、淡い色目のアメジストをラベンダーアメジストやローズアメジストなどと言いますが
正式な名前ではなく販売時に使用される名称です。
紫水晶:アメジストは
ギリシア語の「Amethusto'o=酔っぱらわない」の語源とギリシア神話に由来しています。
旧約聖書の『出エジプト記』に、高僧の胸当てに飾られている12種類の宝石の1つとして登場するなど、歴史は古い。
キリスト教の伝統としては、紫水晶は男性の宗教的献身のシンボルであった。
amethyst は、ギリシア語の amethustos(酔わせない)から派生した。紫水晶を持つと酔いを防ぐはたらきがあると信じられていたことによる。
【石言葉】2月の誕生石。
誠実・心の平和・高貴・覚醒・愛情などがあります。
【石の力】
恋愛成就、迷いを退る、インスピレーションや直感力を高めるとされます。
紫水晶-アメジストは、ギリシア神話では、神殿に向かっていた乙女アメジストを酒神バッカスがピューマに襲わせ、その乙女を守るために女神ダイアナがアメジストの身体を透明の石に変化させた。その石の美しさと、犯した罪を悔いたバッカスが石にワインをかけると、紫に輝く石-(アメジスト)に変化した、という話があります。
水晶の変色種の中では最高位に評価されている。加熱すると変色したり脱色したりし、黄変したものはトパーズと誤称されることでよく知られている。
色帯構造や色ムラが多いのが特徴で、深く一様に見える石ほど上質になります。
緑色透明の水晶が「グリーンアメシスト」と称され、市場に出回っている場合がありますが、これは主に紫水晶その他の水晶に、熱処理や放射線処理を施し、変色(エンハンス)させたものであります。
採掘時に緑色透明であるものは、プラシオライトとも呼ばれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州やネバダ州などのごく一部の地域から産出するだけです。
・化学式-SiO2(二酸化ケイ素)
・へき開なし
・断口:貝殻状
・モース硬度:7
・光沢:ガラス光沢
・色:(色は淡いライラック色から、濃紫色まで幅広い色合いがある。)
・比重:2.65。
素焼きの陶板にこすりつけると白い条痕が残る。ハンマーなどで割ると貝殻状の断口が残る。
紫外線に曝露すると退色する(直射日光の当たる窓際などに置くと色が褪せてくる)ので注意してください。
照射する光のスペクトル組成によって、見た目の色を大きく変化させる紫水晶は、「カラーチェンジアメシスト」もしくは「カラーチェンジタイプアメシスト」と称されている。
写真はアメジストのジオード(晶洞石)
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