[携帯モード] [URL送信]

日記帳 基本的に不定期更新です。管理人がどんな人間かわかると思います。
2010-07-01(木)
今朝の事

友人Sが亡くなりました。

私の目の前で、自殺です

今週ずっと感じていた不安を消化する事も出来ず、昨日もまた、嫌な予感を抱えたまま病院へむかって、生きていた友人を見て安心しました。

例の、お仕置も実行して、昨日は同じ病室に泊まったんです、まだ嫌な予感がしていたから。

今朝早く、いや深夜と言えるかも知れない時間。

友人の声で目が覚めた、漸く眠れたのに、どうしたんだ…
そう思いながら、暗闇に目を凝す。

友人が居た。
私の体の上に跨って座っていた、確かに別のベッドで寝たハズだった…何か嫌な予感と危機感に襲われて、慌てて友人の体に触れた。

「起こしちゃった?」と友人が軽い口調で言うから、予感は勘違いだと、思ったんだ。でも…

違った。

「これ、渡しとこうと思って。あとで読んでね」

そう言って渡された手紙、嬉しくない類いの手紙、笑顔で渡される、これから遺書となるハズの手紙……

受け取って理解した、
「この子は死のうとしてる」
友人を失ってたまるものか。この子まで、神に奪われてなるものか。

早く助けなきゃ、死んでしまう。
私は友人に理由を聞く、どうして死ぬのだと。

「好きだから、ずっと一緒に居るためだよ」

答えの意味が理解出来なくて、黙ってしまった。友人Sは優しい口調で言ってくれた。

「貴女が好きだから、死ぬの。心でずっと、一緒に居るために」

友人の言葉を理解して、間違ってる!と叫びながら、震える体で力一杯抱き締めた。そうしなければ、居なくなってしまう。

「間違ってる、ずっと一緒に居るなら、死ななくて良い」
私の声は、信じられない程に震えていて、今にも泣きそうな声だった。
ゆっくりと私の腕の中から離れて行く友人S

「この世界には、勝てない人が沢山居る、心でならずっと逢える。ずっとずっと。探し出してくれてありがと。大好きだよ、忘れないで」

最期の言葉だった。
その後、友人は自殺をした。方法は言いたくない。
ただ止められなかった、一瞬だった。友人Sは笑顔を、浮かべていた。

私は急いで医者を呼び、救命処置をしてもらったが、ダメだった。

どうして、私を助けてくれた人、同時に私が助けた、助けたい人は
最期に私に、
「ありがとう」と「好き」を伝えるのだろう。

私の答えを聞かずに、居なくなってしまうのだろう。頭の隅で考えるけど、後悔と絶望に邪魔をされる。

助けられなかった
私はまた、失った。

どうして…私は救えない?
努力が足りないのか、私では到底無理なのか…

助けたいのに、助けてはイケないのか…
神様なんて居ないんだな。
何を何度頼もうと願おうと、何を差し出そうと、神には届かない。


あぁ…私は必要無いのか。
誰も救えない私に、用は無いのか。

涙が出て来ない。
悲しくないハズはない、涙は枯れてしまったのか…

友人の死に涙も流せないのか、私は


膨大な虚無感。
それを埋めていく
尋常ではない自己殺人衝動

後追い自殺…そんな間違いは二度としないと決めている。けれど、私に広がるのは醜い感情たち。


私は学校へ行かなければならない。大事な授業だ。
だから、私は自分を騙す。
いつもの様に、私を演じれば良いのだ。なぁ、そうだろう?


泣いてはイケない。
崩れてはイケない。


さぁ…悲しみを乗り越えなければ、私のために、そして友人のためにも。


騙せ騙せ騙せ騙せ騙せ騙せ騙せ騙せ騙せ騙せ騙せ騙せ

手に握り締めた手紙、読んだ瞬間に遺書へと変わる手紙。
読むのが怖い。

けれど…
読まなければならない…私が壊れる前に、読むのだ。


学校で何も起きませんように。願いながら、私は私を演じよう。


例え、あの時と同じ結果になろうとも。

私に覚悟は出来ている。
大丈夫、何も出来なくて、必要のない私だって、受け入れるから。

私は私を助けてみせるから。

私と同じ想いを、他の人にさせたくない。
こんなに苦しいのは、
こんなに悲しいのは、
こんなに辛いのは、
こんなに痛いのは、

私だけで充分だからね。

悲しいけど、泣かないよ。
心配かけたくないもん、私頑張るから、ずっと
ずっと、見ていてよ…

心に住んでいてね。
私を独りにしないでね…


学校に行く前に、友人の
遺書を読んだ。

自分の字が震えるのが分かっているから、と遺書は直筆と印刷だった。

悲しみと謝罪と感謝が並んでいた。
友人Rと同じように
「さよならは言わないよ。また逢えるもんね?」
って書いてあった。

それは、一体いつの事なの?
私はいつまで、君たちを待っていなくちゃイケないの?
どうして、私の近くに居てくれないの?
ずっと一緒に居たいなら、私の側に居て欲しかった。私の手に届く所に居る君たちに、もっと触れて居たかった。

愛しているんだ、私は君たちを、理華もさつきも、同じだけ愛しているんだよ。
過去形になんてしたくない。私はさつきを理華の変わりになんてしていない。
それは最期に分かってくれたらしかった。

なら、どうして、一緒に生きていられないの?
もっと強く、抱き締めているべきだったの?
壊れるくらいの力で、閉じ込めて身動き取れないくらいに拘束すれば、一緒に居てくれたの?


触れられなくて、逢えなくて、もう話せなくて、見れない。
なのに、私の手元に残る、君たちの意思。

一緒に生きられない事を、悲しんで綴った言葉たちが、私を苦しめる事を、理華もさつきも知らないんだね…

結局…約束、果たせなかった。

写真を撮りに行こうと約束をした理華。
手料理をご馳走すると約束をしたさつき。

その約束をした翌日に、亡くなってしまった理華とさつき。

君たちは似ていたのかな…
約束して、私に希望くれて居なくなる。
それは、偶然なの?
それとも必然なの?


家に帰ってきて、悲しみが溢れてきた。
急いで荷物を持って、病院に向かった。
医者先生に、何も言わずに頭を撫でられた。

それは「泣いて良い、我慢しなくて良い」って意味だった。前と同じだった…

私は悲しみを隠せなくて、どうしようもなくなって、ただ泣き崩れた。

医者先生は、ずっと隣に居てくれた。でもそれは、優しさなんかじゃない。私が自殺しないように、監視していただけ、そのくらいの事は分かってるよ、医者先生…でも、ありがとう。


案内された個室で、ただただ泣いた。
そしてこの文章を綴っている。

悲しみに支配されてしまわないように。文字にして、私は間違いを起こさないようにする。


大丈夫…
君たちに好かれていたって事実と思い出だけで、生きてイケる。

それに、周りには仲間が居るから、私…間違わないよね。
大丈夫だよね。

悲しくて辛くて苦しいけど、私受け入れるから、過去形にするの嫌だけど
受け止めるから。

ちゃんと前向くから、安心して、眠ると良いよ。



お疲れ様。
おやすみなさい。

またいつか、逢える時を信じてるよ…理華、さつき。

またね。
私の大事な人たち。

ゆっくり…休むと良いよ。
私は心配要らないから、ね?
大丈夫、私案外強いんだから、心に居てくれるだけで安心だよ。

だから、さつき。
もう泣かないで?
寂しくなったら、いつでも、抱き締めてあげるから。

理華も、我慢出来なかったら、いつでもおいで。
話聞いてあげるから、手繋いで寝てあげるからさ。



いつでも…帰っておいで。

バイバイ、また逢う日まで。
どうか、お幸せに…。
[*最近][過去#]
読んでくれて有難うございます、気が向いたらまた見に来て下さいね。
[戻る]

無料HPエムペ!