memo
管理人汀 十六夜の戯言や落書きがずらずらと書いてあります(笑)興味のある方のみどーぞ
2008-01-20(日)
寒空の下
寒空の下、シカマルとナルトは並んで橋の欄干にもたれかかっていた。
ナルトは先ほど買ったまだ暖かいミルクティで暖をとりながら一口流し込む。
肌に刺さるような寒さの中、寒いからと言う理由でいつもは一括りにしている髪を下ろしているシカマルを何気なく眺めるナルト。
そんな視線もお構いなしのシカマルはポケットから煙草をとりだし、火を付けゆっくりと深く吸い込み、最近ではトレードマークになりつつある眉間のしわをより深く刻みながら紫煙を吐き出す。
男っぽい仕草が様になるシカマルに知らず知らずのうちに目を奪われた。誤魔化すようにナルトは、ゆらりと揺らぎながら立ち上る煙を追いかけるように顔を上げるとシカマルと目が合う。
「……まだ誰も来ないってばね」
「言い出したのはあいつらなのにな……。あ゛ー、女ってめんどくせー」
ため息をつくシカマルを見ながら小さな笑みをこぼすナルト。
「さみいしー帰りてー」
「しょうがないってばよ。諦めるってばよ…(笑)」
いのとサクラがタッグをくんで怒る様を思い浮かべナルトもため息を付くのだった。
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