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名前変換無極短小説 ※狂・グロ・微裏…含有※ shortの小ネタになるので内容が被ることがあります
2011-08-25(木)
ドキドキしすぎて死ねばいい(赤)



「あの、ごめんなさい…っ」


「ちょっと黙ってて…」


必死に腕から逃れようとする少女を抱きしめる。辺りは夜中だけあってもちろん真っ暗で、焚き火がはぜる音とそれがもたらす灯り、そしてポケモンたちの寝息や鳴き声が響くだけだった。彼女は何一つ持たないままミュウによってこの世界に放り込まれた異邦人で、ポケモンたちに妙に好かれる体質が俺もひきよせた。俺は彼女に執着している。おとなしいけど実は結構喋るし母さんみたいな気質を持っていて、彼女はとても心地よい。


「あの、わたし寝ぼけてて、よく見えなくてごめんなさい!」


夜中だからか声を抑えて、でも息を吐くように叫ぶ。俺の頭を撫でたりする癖に俺から触れようとするとこうやって拒絶しようとする彼女にイライラした。


「レッドさんっ?」


必死にもがいて俺から体を離そうとする。それを許すまいと強く抱きしめた。


「レッドさん、死んじゃう…っ」


震える声に半ば慌てて体を離すとこれ以上ないってくらい顔を真っ赤にさせて目をうるませる彼女を見て何だか満足した。



「うん、死ねばいいよ」



「酷い…っ!」



酷いのはどっちだ。
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Ciao!Ciao! Buonanotte!
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