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日記やネタ倉庫 思い付いた物を書くので、続かない可能性大。
2013-06-12(水)
妬み陰険吸血鬼主人公が学園行くネタ・キスも好き

「……よしまさ……よしまさ」

公彦に吉正は襲われていた。吸血鬼に襲われる青年。一見すれば、どちらが被害者でどちらが加害者か一目瞭然だろう。

だが、泣き声を漏らすのは強者であるはずの吸血鬼。統治者のような傲慢な笑いを漏らすは被害者である、矮小な人間であった。

鳴く吸血鬼は、白い襦袢を淡く紅潮した肌に辛うじて纏い、肩も胸も足も丸見えだ。彼は公彦、ベッドの上に横たわる吉正にのし掛かっていた。一方の吉正は、ジャージの上着を脱ぎながら愉しげに公彦を眺める。公彦は、そんな意地悪な吉正の顔を、両手で撫でながら舌をつきだす。

それが当然であるように、二人の舌は絡み合い互いに擦りあわせる。

「はぁ……」

自ら舌を吉正の咥内に差しこむと、吉正の口の中は熱くて滑って血の味がした。

唇で互いの舌を食むと、しごいて舌を擦り合わせる。自分の舌でチロチロと刺激する事も忘れない。唾液を貪り、鉄の味がする唾液をすすり飲み込むと、公彦の体の奥がドクンと脈打つ。

息継ぎの為に一旦遠退いた二人の距離。

「んぅ」

だが、それは甘味に飢えた子供のような公彦によって再び縮まる。伸ばす両手は吉正の頭を掴み、体を擦り付けながら顔を寄せる。誘うように開いた吉正の口から覗いた舌と、公彦の必死にねだる舌は出合い、二三度戯れると再び互いの咥内に侵入する。

互いの表面を擦り合わせたと思うと、大きく開いた公彦の口から舌を吸いだし、吉正に舌をガブリと噛まれる。まるで犬のように甘噛みする吉正は、公彦の牙を片手の親指の腹で触る。

人外レベルに鋭く尖った牙は酷く敏感だ。硬い皮膚の親指に無遠慮にクリクリと触られて、キュウともキャアとも聞こえる悲鳴が聞こえた。口付けとも言えない乱暴な愛撫に、一瞬だけ抵抗しかけるが唐突に止まる。

瞳を細めて感極まるように一回震えると、公彦は吉正のなすがままになって口の敏感な粘液をなぶられる。ギュウと吉正の首筋に抱き付く。

「はぁ、はぅ」
「スゲー顔」

口の中が指で弄り回され、唇が捲れ上がり唾液を垂らす。そんな不様な公彦の蕩けた表情を見て笑う吉正が口を離し、舌で自分の唇の端を舐める。それを見て、公彦は不満げな顔をする。先程まで口一杯に感じていた感覚がなくなった。熱く敏感で、粘液にまみれた物体を擦り合わせる感覚。

欲しくて欲しくて堪らない。腰がブルリと震える。

「よしまさ、ね?よしまさ」
「ん?どうした公彦?」

我慢出来ない公彦は、甘えるように吉正の手を握って揺すり、吉正の名を呼んだ。全ての指を絡めた恋人繋ぎ。その手をチロリと舐める、その瞳に理性は見当たらない。


上質な霊気に満ちた吉正の血液は、特定の種族にとっては垂涎物だ。飲めば甘美な味が舌を刺激して、体を快楽が駆け抜け虜になる。普通の妖魔でも我を失う血を、長年輸血用の保存血液しか飲んでいない公彦は舐めた。その量は僅かだが、酒の効果もあいまり彼が正気を失うのも仕方がない。

「飲ませて……血を……よしまさの血、首に噛み付いて飲みたい。ダメ?気持ちよくするから、凄く凄く気持ちよくするから」

頬を撫でられた公彦は、物欲しげに小さな口を開く。そこからは、一噛みで指くらい噛みちぎりそうな鋭い牙が覗き、唾液が糸を引いていた。

「そんなに旨いか?俺の血?」
「ん」

頷く公彦は、恍惚の表情で笑う。汗を垂らす白い肌に瞳を爛々と輝かせ、犬歯を剥き出しにしたその笑いは獰猛で、吸血鬼という名の鬼らしい妖しくも艶やかな笑いだ。

「凄い……とても凄い」

チュッチュッと吉正の首筋にキスを落としながら、熱病に犯されたように熱い吐息を吐きながら呟く公彦。

「よしまさの血は、トロリと甘くて、僕の舌に絡み付いて」

ツウと舌先で吉正の首筋を、上から下に舐める。

「飲むと体の奥がポカポカして、痺れてきて」

吉正の首をカプリと甘噛みして、まるで子猫のように皮膚を軽く咥わえてチウチウと吸う。口を離すと、吉正の日に焼けた肌に卑猥な痕が残っていた。

「凄く美味しくて気持ちいい。だから」

吉正の耳元に口を寄せた公彦は、熟れた声で囁く。その瞳は、今までの素行では想像出来ないくらい色気に満ちていた。

「だから血を頂戴。なんでもするから」
「……」

一瞬だけ吉正は無言になる。その淫猥な雰囲気に気を呑まれ、そしてそんな公彦を見て欲が強くなるのが分かる。自分の中の本能が欲しい奴を抱けと囁く。

「だったら……」
「ぁ」

自分の欲望を公彦に擦り付ける。

緩めた下履きから取り出した物を尻に押し付けられ、怯えたように体を揺らす公彦。吉正の手は優しく公彦の両腿に触れ、大股開きにさせる。自分の体の下でいきりたつ吉正の熱を感じて、小さな声で「熱」と呟いた。

「なんでこんなにおっきく……」

自分の蟻の戸渡にヌルヌルと擦り付けられるソレは、熱く硬く大きくなり、既に粘液をたれながしていた。吉正の興奮の証を見せ付けられて戸惑う。

「そりゃ、お前、なあ?」
「んっ」

ニヤニヤする吉正はソレで突っつく。その圧力を、グズグズに解れているソコに感じて、公彦は吉正の肩を押してのけ反る。それを抱き締めて、自分の腕の中に留める吉正。

「あんな姿を見せられて、冷静にいられる程、聖人君子じゃない。さあ、公彦。何でもするって言ったな?なら分かるだろう?」

吉正は公彦の腰を掴み立たせる。膝立ちになった公彦は吉正の欲望に腰掛けるような体勢になる。膝の力を抜いて座れば、ズブズブと入ってしまうだろう。それを理解した公彦は、自分の指を噛みながら顔を真っ赤にして頷く。

「うん」

両手を吉正が立てた膝に乗せ、腰をユラユラと揺らし始める。僅かに力を込めて膝から力を抜く。反射的に息を止めようとする体だったが、無理矢理息を吐きながら体の芯を緩める。すると、熱い先端がズブと入る。

「んっふっ」

熱い
まるで焼けるような
切なくなるような熱さ

まだ少ししか入っていないのに、こんなに熱くてどうしよう?これが根本まで入ったらと思うと、恐怖と同時に胸が熱くなる。

その初めての熱さが体の中に入ってくる感覚に、泣きそうな顔をしながらフッと息を吐き、公彦は腰を上げて抜き、そしてまた腰を入れる。今度は最初より僅かに深く。ゆっくりと、だが、素早く。腰を動かして抜いたり挿したりを繰り返しながら、熱い杭を体の中に納めようとする。

だが、途中で動きが止まる。

先程までは事務的にも感じる程、順調な動きだったのに今は戸惑いながら吉正を見つめていた。

「どうした?」

怒ったように眉間に皺を寄せて尋ねる吉正だが、その声音は僅かに熱っぽい。焦らすようだが快楽を生み出す公彦の中に、彼も興奮していた。そんな彼に公彦は申し訳なさそうに告げた。

「よしまさ、まえ、さわって良い?」

そう言った公彦は、襦袢の裾を口にくわえながらたくし上げた。絶妙な覚悟で布に隠れていたソコ。ひくつくソコは触られていないのに、既に立ち上がって濡れている。

「ごめんなさい」

公彦は吉正の視線に縮こまりながらも、期待するように彼を見つめていた。その快楽に囚われた瞳に、誘われるように吉正は尋ねる。

「我慢出来ない?」
「ん」
「そんなに触りたい?」
「ん」
「なら俺が前、触ってやるよ。だからお前は進めろ」

自分の性器が大きな手のひらに覆われる様子を、公彦はうっとりと見める。そして彼は、その口から矯声を響かせながら腰を下ろし、吉正の腰の上に座った。

「妬み陰険吸血鬼主人公が学園行くネタ・キスも好き」へのコメント

By 宵
2013-06-12 22:47
ふぉぉぉっ!
公ちゃん可愛い!!
beskey
[編集]
By 時路
2013-06-13 03:34
公チャンエロィ〜!
…………涎が……ジュルッ
PT002
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By のい
2013-06-13 09:35
お待ち申し上げておりましズシャアアアアア
き、公ちゃん襦袢の裾をちっちゃいお口に咥えちゃいましたかそうですか…

え ろ す ぎ る

想像以上にエロすぎる公彦様に、僭越ながら大興奮にございました(土下座)
吉正ちょっと代わry
続きを楽しみにしております
pc
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