久×美穂子 ふと思い出したように愛の言葉を囁くと、美穂子は顔を真っ赤にしながらも喜んでくれる。 「そればかりは慣れないです」 「慣れられるのも問題ね」 ちょっと前までは名前で呼びあう事すら恥ずかしがっていた。手を繋ぐのだって一苦労で、少しずつゆっくりと出来るようになっていこう。と二人で決めた。 今の目標はスキンシップの段階を上げていく事にしているけれど、私は別にもう一つ、目標をたてている。 「だって愛してるなんて…、恥ずかしいです」 ほら、泣きそうな顔。 ねぇ笑って?私は美穂子にずっと笑っていてほしいの。 私だけの目標は、美穂子を笑顔にし続けられる人間になること 涙よりも見たいものがある next→さとパル |