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(族でのお話)





「「……」」

「総長はショート派ですよね?!」

「いや…どっちでも」

「副総長は?!」

「ショート。しゃがんだ場合の見える見えない領域は男のロマンだろ」

「ですよね!流石、副総長!」



俺の答えに盛り上がるショートチーム。
ロングチームはぶーぶー言っている。

何がショート、ロングかと言うとスカートの長さだ。
最初はメイドの話になり、そこからスカート丈がショートかロングになった。



「…ヨリ」

「…何」

「ショート派なのか?」

「そういう総長はどっちでもと言う割にロング派か…」

「なっ?!」



やはりか…ロングなのか。マニアか?マニアなのか。

俺的に、ロング好きな奴は…



「ムッツリか」

「む、ムッツリ?!」

「アレだろ?下から徐々に手を入れてくのがしたいんだろ総長」

「そ、そんなわけ!」

「俺は引かないからな、それは人の趣味だ」



ロング派は……アオもか。

……ん?カイか……カイ?!
カイはムッツリダメだろ!真面目な顔して鼻血だすのか?いやだ、カイが!



「ヨリ」

「何だ総長」

「俺はムッツリじゃないからな」



真に受けてんのか?



「ああ」

「違うからな?ホントだぞ!」

「分かった、分かった」

「俺はオープンだ!」

「………変態」



ざわついた店が一瞬で静まり返った。



「総長ヘンターイ」

「お、俺…総長の事見損ないました。こんな大勢の前で」

「ヨリ…今だけ俺様達の所に来ることを許してやる」



当分総長がオープン変態と呼ばれたのは言うまでも無い。

からかいがいがあるな。












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