thanks!!
Thanks sent a LOVE for Iwashi!!
アルビノのおとこ。子供が泣いた。銀の髪、紅い瞳、裂けたように大きくつり上がった口端に、しとり、舌を舐め擦る。
「鬼の子ォや」
男は言った。紅い舌を覗かせて、可愛らしく小首を傾げる。男は言った。己は鬼である、と。
鬼とは魔物だ。心に棲まう悪どい魔物。架空の其れ。戯れに嗤う。
「貴方が?」
指を指して問えば、かれは、くす、くすと目を細めた。
「そ、だから、キミは、食べられてしまうんよ」
長い指が、ぼくを捕らえた。
(嗚呼、その朱はぼくを狂わせる)
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