10+11″エンカウントボイスで短いの。
トスを上げて、利き足で繰り出す必殺シュート。
豪快なそれは風を切りばびゅんと進む。
自慢のシュートを止められるヤツなんて居やしない、このままゴール!
………かと思いきや、横からすらりと伸びた可憐な足が軌道上に突然現れて、なんとも豪快にボールを打ち返す。
えええええ、ちょ、マジで?!
ばびゅんと戻ってきたブリッツボールをしっかり受け止めて、ティーダは顔を上げた。
腰に手を当ててにやりと不適に笑う、可憐な足の持ち主はプリッシュだ。
彼女はボールを指さして、それから、くいくい、と指を曲げてみせる。
ボールで勝負、ということだろうか?
「俺もエースになれるかな?」
「……いいね!熱いッスねー!」
玉遊び、なんて言われて、付き合ってくれる者は極稀だ。
うれしくなって、ティーダはプリッシュにボールを投げた。
器用に足で受け取ってリフティング、それから高いトスを上げ、プリッシュはシュートを豪快に放った。
それをキャッチして、ティーダも再びシュートを放つ。
さあ、ゲームスタート!
真のエースは、果たして。
ありがとうございました!
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