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愛してる、って信じていいのかな?



「平祐、帰ろ」
「うん、待って」


周りに内緒で一貴と付き合うようになったのは一週間前。
告白は同時で、キスもした。

一貴はクラスの人気者。明るくて、優しくてカッコいい。
そんな一貴と付き合うことになったのは、無愛想で有名?な俺。
こんな俺のどこが好きなのか。意味がわからない。嬉しいけど、さ。ただ、………同情じゃないのか、って考えちゃうよね。


「平祐?こけるぞ?」
「わ、ありがと」


さっと手を繋いでくれる優しさも、偽りだったら。


「え、何泣いてんの」
「な、んで、もない、よ」
「何でもなかったら泣かないよ」


そりゃそうだ。









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