例のごとく理事長室で俺の仕事をしている桔梗を盗み見る
ソファーに座って仕事をしている弟は相変わらず整った顔に綺麗な肌。
と、
いつも意識してなかった、頬っぺたが何故だか、目にとまった
きっと俺のよりずっと柔らかいのだろうと思ったとたん確かめたくなって。
ゆっくりと近づいて、隣に座った。そして、両手で、軽く摘んでみた
予想通り、俺よりもずっと、ずっと、柔らかい。
桔梗は眉間に皺を寄せて
「…やめてくだはい。しごとのジャマでふ。」
「くくっ、ちゃんと言えてないぜ、ききょーちゃん?」
そう言うと睨んできたが、頬を染めながらなんて全然意味がないと思うのは俺だけだろうか。
すると桔梗は俺の頬っぺたも両手で掴んできた
「なにすんだお」
「あおいさんと、おんなじことをしたまででふ」
少し強めに摘まれた
負けず嫌いな顔が堪らなく愛しくて
ずいっと顔を近づけようとしたが、摘まれていて距離が縮まなかった
「さしぇませんよ」
油断した俺の手がゆるくなっている隙に抜け出して、ちゅっと音をたてて口付けてきた
「ほっぺ、つねった罰ですよ」
耳まで真っ赤にしながら、早く仕事して下さいなどと言って多分仕事に集中し始めた
こんな罰なら、いつでも喜んで受けたいと思った
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