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《さよならの瞬間まで/3》

悟空さんの指導もあってなんとか自分で飛べるようになった。
まだ不安定で上手ではないけど…。
でも空を飛ぶのはすごく気持ちがいい。
「でぇ丈夫か?」
「な、なんとか…」


そう答えた。
その時体がガクッと下がり急降下した。
「うわぁぁ!」
「お、おい!」
瞬間移動で私を抱き止めてくれた。
悟空さんは安心していた。


私は抱き止められドキドキしていた。
顔を見上げるとすごく距離が近かった。
(こ…これは心臓によくない…///)
私は慌てて自分で宙に浮いた。
「あ、ありがとうございます…///」
「まだ不安定な飛び方だな?」


そう言って考えていた。
「集中してると大丈夫なんですけど…」
「オラが話しかけたからか?」
(間違いなく急降下の原因はそれだと思うけど…)
そう言うと悟空さんが落ち込んでしまうと思った。
慌てて笑った。


「悟空さんが悪いんじゃないですから、気にしないでください」
「そうか?」
悟空さんはホッとしたように笑った。
そしてもう1度飛ぶ練習を始めた。
(集中、集中…)
集中してると急降下はしなかった。


ゆっくりと空をくるくると回って飛んでいた。
「カカロット、お前はあいつが好きなのか?」
「なんだよ急に?」
ブルマはニヤニヤしていた。
私は疲れた。
そしてゆっくり地面に降りた。


ブルマさんに後ろから両肩を捕まれた。
私はブルマさんを見た。
「ブルマさん?」
「白状した方がいいわよ?孫くん」
「白状も何もオラは好きだぞ?」
そう答えた。
私はわからずキョトンとした。




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