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※ばちょちょです
※現パロ






今日は子龍と街へと出掛けた。



身長のある男同士が並ぶのはいささか変だとか別に欲しいものはないと
子龍は出掛ける事を渋っていたが、そんな事は恋人の俺は子龍の照れ隠しと分かっているので強引に連れ出した。





本当は行きたいくせに、何をそんな強気になるのだろうか、と一時期思った時があるがそれは所謂ツンデレというものだと気付いた。そんなところも愛しくて。


だが最初はどうすればよいのだろうと思った事がある。
俺が引くと子龍は少しだけ悲しそうな顔をしてこれは違う、と感じた。




姜維に聞くと多少強引の方がいいんですよ、と言われた。

あいつが何でそんな事知っているか分からなかったが、実践してみると子龍はまんざらでもない顔をしていた。きっと成功だ。姜維に感謝する。






そして今まで子龍とは上手くやってきた。
子龍はどこの女にも負けないくらい美人で、反応のいちいちが可愛くそれに優しくて俺がちょっかいを出しても大抵許してくれるという寛大さも兼ね備えている。俺はこんな人を恋人に出来て幸せ者だ。



話が逸れたが、とにかく今日は街に行ったのだ。

「で、どこ行くか」

「どこでもいい」


まったく素直じゃないと俺達は歩みを進めた。



暫く歩いてから子龍を見るとちらちらとどこかを見ている。
俺はにやりとして子龍の耳元へ顔を近づけた。


「食べる?」


子龍はびっくりしていたがすぐこくりと頷いた。そして俺達は店へと入って行った。






入ったのはアイスクリーム屋。
俺達は調子に乗って三段重ねのアイスを頼んだ。
それぞれ味の違うものを頼んで頬張る。冷たかったけれど子龍が嬉しそうに食べているのを見て頬が緩ませる。

すると子龍が俺の顔を見て手を伸ばしてきた。


「口に付いてるよ」


クスクスと笑いながら人差し指で俺の口元を拭う。子龍が戻した手を見ると確かにアイスが付いていて、子龍はそのアイスを舐めた。


「おいしい」


何事も無かったようにアイスを食べ続けている。
そういうところが鈍いんだと思いながら俺は子龍の額にキスを落とした。


すると子龍は真っ赤になり、ガシャンとテーブルに足をぶつけて痛がっていた。

終わり







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