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自作小説
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タブー
By 正猫
2011-08-19 10:37:09
―――世界には秘密がある。

危険に満ちた蠱惑、崩壊に導く這い寄る調べ。

それらは必ず人の手の届く所にある。
その姿を、ごくありふれた物に変えて…。

人心を完全に掌握する支配の勺杖<ソウル・ヒュプノシス>

少年は、不思議な携帯コントローラーを手に入れた。
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By 正猫
2011-08-19 12:20:54

「うおっ!!」
「お兄ちゃ、でてる、でてるぅ!?」
「お、おぅ…」
「はーっ、はーっ、はーっ…いいよぅ、どんどん出して…」
「うわ…止まらないぞ…」
「お兄ちゃんの、あったかくって…気持ちいい…よ…」
次に気がついたとき、膣内で射精する亀頭。
子宮の奥深くまで広がっていく精液。
お腹の中を叩く、兄の男の律動でビクンビクンと全身が震えた。

「びゅーびゅーっていっぱいでたね?」
「…気持ちよくて、つい…」
「妊娠しちゃうよ?」
「…」
私がキスを強請ると兄は答えてくれる。
キュンとして、締め付けるとさらに強く、兄の射精を感じることが出来た。

永遠に続いて欲しいと願う射精も終わり、引き抜くと白濁とした液が奥から溢れた。
「お兄ちゃん…」
「責任は取るから…」
「ほんと?」
「おぅ、お前を一生大事にする…」
「嬉しい!」
私は思い切り、兄に抱きついた。
≪10≫
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By 正猫
2011-08-19 12:21:37
「お兄ちゃん…これ…」
「なんだこれ?」
「うん、お守りっ♪」
私は、兄の男根にリボンを付けた。

「これ、今度する時までとっちゃ駄目だからね?」
「しかし、溜まったときはどうするんだよ?」
「私がいるじゃない?」
「お、おぅ」
「お兄ちゃん、こんど一緒にコンドーム買いに行こっ♪」
「おぅ…」
お兄ちゃん…もう誰にもあげない、私だけのもの。
もう逃げられないんだからね…。
≪11≫
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By 正猫
2011-08-19 12:24:28
限定モード解除…。

地域モード、国家モード、惑星モード。

全ては少年のものだった。

「さて、たまには、自慰でも楽しむか…個人モードっと」
pc
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By 正猫
2011-08-19 12:33:04
そこは、廃屋。

アパートか団地だったか、わからない。

今では人の姿がない場所。

そんな場所の一角、そこにたどり着けるものは、たぶん、好奇心旺盛で勇敢なバカ者のみ。

そこは、一番の最深部で元凶の場所。

古く赤錆た扉を開けると、床は白く悪臭を放つ体液で濡れ、その奥へ踏み入ると、そこには一つ。

絶えず射精を繰り返す、肉の塊が転がっている。

そこに無造作に転がる、携帯コントローラーには『無限射精』という表示がある。

私は、それを踏みつぶし、その場を後にした。
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