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続　きょうだい
By 響
2007-11-30 18:17:24

「やめてよ」

「ねぇ、おれが弟じゃなかったら、おれのこと好きになってくれた？」

「やめてよ」

「外で堂々と手だってつなげさせてくれた？キスしたら笑ってくれる？抱き締めても怒らなかった？セックスだって…」

「やめてっていってるじゃん！！」


泣かせたいわけでも、なくて。


「きょうだいなんて変だよおかしいよ普通じゃない」

「知ってるよ」

「じゃあなんでいうの」

「すきだから」

「馬鹿じゃないの」

「ごめんね」

「…………謝らないでよ」

「ごめん」

「謝んないで」

「ごめんな」


ねえさんは泣いていた。白いうなじが綺麗だった。
抱き締めてあげたかった。
抱き締めて、涙を拭って、大丈夫だよあいしてるよだからわらって、って。

言いたかった。

か細い声でねえさんはいった。


「きょうだいで、いさせて」


お願いだから。


ねえさんの望むことは今までぜんぶ叶えてきたつもり。
ねえさんの望むことならぜんぶ叶えてあげたい。

だけど。


「ごめん」


そのお願いは、叶えてあげられそうにもない。



そのお願いの叶え方を、おれは、知らない。









最近オリジナルにはまってしまった。
どうしようもない。
W52P
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