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【終了】病人の特権／神アレ
By 管理人

2006-03-02 08:51:10
□募集ｷｬﾗ
アレン
神田

「神田ぁ…」
「何だ」
僕はベットで横になっているんだけど、神田はすぐ傍で椅子に座って僕を見ている。
「あの…いつまでｺｺにいるつもりなんですか？」
「お前の風邪が治るまでだ」
神田が隣にいると気になって眠れない。しかも、ずっと僕の事見てるし。
「そんなに見ないで下さいよ。眠れません」
「恥ずかしいのか？」
「だ、だって!!気になっちゃうじゃないですかぁ！」何言ってんだよ、神田。
あ…体温が上がってる…。神田の所為で熱が上がったじゃないですか。
「ふん…、また熱が上がってるようだぜ？」
何か面白がってません？神田。誰の所為だと思ってるんですか！まったく…

「早く寝ろよ…」
「う、うん」
急に優しくない？？
僕の頭を撫でて神田は、短くキスをしてくれた。

＊
何時間経っただろうか？お腹の虫が鳴っている。
「んっ…神田ぁ？居るんですか？」
お腹空いたなぁ。
「あ？起きたのかモヤシ」こんな時でもモヤシですか。って…あれ～？何かすごくいい匂いがする。
「丁度良かったな。そろそろ起きてくるんじゃないかってな」
もっていたプレートを差し出す。
お粥だ。仄かにピンク色で梅の香りがした。
「うわぁ～おいしそう。あ、神田が作ってくれたんですかぁ！？」
ちょっと冗談っぽく言ってみたんだけど……だって、あの神田が料理なんて……「当たり前だろ」
え、本当(マジ)？
「神田って料理できるんですか？」
「なんだよ。そんなにありえねぇーかよ！」
「や、やだなぁ。違いますよぉ神田

」
思い切りウソ。(汗)
「ウソつけ…顔に出てるぞ」
「えっ…」
やっぱバレてたか…

「ほら、食えよ。冷めるだろ？」
「………」
神田は何も分かってない…「どうした？」
「あ～―――」
僕は大きく口を開けて見せた。
「何だよJJ」
「何だよって見れば分かるでしょ。食べさせて下さいよ、神田！」
「何で食わせなきゃなんねーんだよ。一人で「いーじゃないですかぁ!!!!」
「な、何だよ急に…」
「僕、病人なんですよ？食べさせてくれたっていいじゃないですか」
まったく…気が利かないんだから。
「…分かったよ。食わせりゃいんだろ」
やったぁ！
「あーん…」
ぱくっ。
「いちいち面倒なやつだ」「おいしいですよ、神田！」
「あ、そう…」
素っ気ないなぁ。
「…神田」
「後は一人で食えよ」
「えー。全部食べさせて下さいよ！」
「……」

はぁ…つれないですね。恋人なのに…な。

でも、僕の為にお粥まで作ってくれたのはすっごく嬉しかったですよ。
風邪引くのも悪くないかな……なーんて。