バックステージ [返信する] 【病人】トミー・バーンズ【変態】 By トミー・バーンズ 2015-11-13 13:57:41 控え室的な部屋。 使用頻度は極端に少なめ。 但し来訪者があれば極力応える。 ストーリーもそれ以外も関係無しのカオス空間。 現れるのはSICKかSEXYか… ※事務所から拝借したコーヒーメイカー完備 ※入室者があると動き出す監視カメラ完備 [編集] By 子門鳳玄 2015-11-16 20:58:45 おいおいおい。 随分とVIP待遇だね、Mr.SICK。 ここ数年で選手は倍近く増えちまってただでさえ寮もギュウギュウ詰め。 そんな中、フリーのあんたが専用の控え室。 いや、それは当然か。 ここでは結果を出す、自分の与えられた役割・ロールをこなせる、すなわち客が呼べる選手はプッシュされ、優遇される。 それは今の俺とあんたを見れば誰でも分かるさ。 ついでに、あんたがインターネット・レスリング・オブ・ザーバーで、今一番ギャランティー高騰中の選手1位にノミネートされたなんて話も聞いた。 なーにわざわざ因縁吹っかけに来たんじゃない。 リングじゃまず交わらないあんたと対面しに来ただけさ。 ここの”親方”が昔やっていた問答に近い。 オフリングという状況。 誰かが何かを査定するわけでもねぇ。 聞きたいことがありゃ聞けばいいし、話したいことがあれば話しゃあいい。 ただ俺はトミー・バーンズという男が何を考え、感じているかを知りたいのさ。 [編集] By トミー・バーンズ 2015-11-17 12:09:50 ワオワオ、最初の訪問者が此処のトップとはな。 俺も随分と過大評価されたもんだね。 ああ、控え室は勝手に使ってるだけだから。 問題ありゃあ真さんが来るだろうさ。 ギャランティに関しても、俺から交渉なんて事はまずしないから、貰ってる額が俺への純粋な評価だと思ってるよ。今年に入って多少潤ってるのは認めるけど。 (ハハッと笑うとインスタントコーヒーを二人分、うちひとつを差し出し) しかしまぁ、流石だなぁアンタは。 控え室構えたってだけで俺の意図を読んでる。 そうさ。アンタの言ったように、リングの上だけでは語れねぇもんをこっちで堪能したいのさ。 リングは何時だって回ってて、俺等は常に見られてる。 たからこそリングで言える事も、逆に言えない事もあるだろう? 観客の前で大見得張るのとは訳が違う。 団体の用意した台本なんて無いし、自分を良く見せる演出なんかも無い。 視聴率にもギャラにも繋がらねぇが、コイツは有意義な時間になるなって思ってるよ。 (コーヒーを一口飲み) ああ、砂糖とミルクは要るかい? [編集] By 子門鳳玄 2015-11-17 20:46:32 SICKの入れるコーヒーか。 最近、鉄分が足りなかったから丁度良かったよ。 なーんて、ジョークさ。 あぁ砂糖とミルクは目一杯入れてくれ。 まだ俺が鬼門真の付き人だった頃、あの人からブラックコーヒーを差し出されたんだ。 当然断るわけにもいかないからそのままガブ飲み。 その後、見事リバース。 次の日にゲッソリしながら戦ったことは今となっちゃいい思い出さ。 まあ、どうやら俺には黒は合わないらしい。 だからコスチュームも真反対の白にしたんだ。 なーんてこれもジョークだが。 さて。 そうあんたの言う通り。 物語はリングだけじゃない。 それが思わぬ形で発展することもある。 かつて俺も控え室でのやり取りを楽しんでいた。 ところがどっこい。それをもっと見てぇと叫ぶファンが急増。 会社もニーズに応えなければならない。 そして俺が中心となり、デフストリームが結成され、エンタメブランド「スラスト」が発足した。 今じゃあとても想像出来ないと思うが、俺は俗に言う”お笑いレスラー”をやっていたんだぜ? あんたも知っているレスラーだと思うが、ドス・ブランコともコラボしたこともある。 俺はデビューしてからわずか1年で色んな経験を積ませてもらったよ。 あれからもうすぐ10年。 俺は今の鬼門道場の空気が大好きさ。 こればっかりはどんな空気かは言葉で説明しきれないが、ただこのリングで戦うことに充実感がある。 あぁっと、俺の話ばかりだな。 さ、トミー。 俺はデビューして10年、あんたはたしか8年ぐらいか。 この8年はどうだったさ? そして今鬼門道場のリングで何を感じる? 俺は何度も逃げ出したくなったよ。 団体を背負うってのはある程度期間が必要だと強く感じた。 何せあんたがデビューした時には、もう俺はここのエースとチャンピオンを任されていた。 それが”怪物”と呼ばれる所以の1つらしいが、団体として20歳のクソガキに命運を託すしかない深刻な状況だったのが主な原因だろうし。 でもファンや周りに支えられて何とかここまで来れた。 今は達成感で溢れているよ。 [編集] By トミー・バーンズ 2015-11-18 11:45:11 知ってるぜ?サラブレッド。 といっても、参戦が決まってから身に付けた、付け焼き刃程度の知識だけど。 残ってる映像や資料なんかは一通り目を通したつもりさ。 最低限のリスペクトだろ?団体への。 じゃなきゃ、参戦選手がフィットするのは至難の技だよ。 逆に、俺の初々しい時期のエピソードなんかは何処にも出回って無いんじゃないかと思うよ。 過去を振り返る柄でも無いし、リング上では求められていないものだったからね。 分かるだろ?向こう見ずなスタイルで通してる俺が後ろ振り返るなんてさ。 (コーヒーをさらに一口) けど、いい機会だから語らせてもらおうか。 最初は場数を踏むだけ。身体を張るしか脳の無い男だったよ。 XIMIXには見透かされてた。ハードコアファイターは足りてるって言われたよ。 そこで変態ギミックを生み出して、観客を見ることを知った。 武刃に参戦して、自分の中に必要な芯を知った。親方の言葉を借りれば「刀」ってやつか。 そういや当時はピストルなんて言ってたっけ。 この2つが俺にとっての転機だったよ。これが無かったら俺はとうの昔にこの世界を去ってた。 そこからはその二つを調合する日々さ。 8年掛けてようやくひとつのスタイルに辿り着けたのかな? もちろん、現状に満足してるって意味じゃないけどな。 相手に合わせてヨイショするのなんて簡単さ。 脚本家のストーリーに則って動くのも。 けど、そこに+αを乗せて行けないとトップってのは遠いんじゃないかなって思うよ。 ま、何処の団体でもトップに立ってない俺が言うのもアレだけど。 逃げ出したくなるようなプレッシャーがのし掛かった事も無い。 その点、アンタから学ぶ事は多いんじゃないかなって。 [編集] By 子門鳳玄 2015-11-18 13:26:35 流石だな。 そう言えば昔、鬼のボスも苦言を呈していた。 うちの選手は対戦相手を研究しないってさ。 多分、それはあんたのようなフリーに限らずプロならして当然、なのかもしれない。 だが、中々継続して出来ることではないよ。 (コーヒーを一口飲む) SICKも苦悩したわけか…。 いやしかし、あんたも修羅丸も流石だ。 そこで挫折して引退する奴だっている。 まさに修羅丸の言う”在り方”ってヤツか。 実は俺もその在り方を見付けたのはつい2年程前さ。 その在り方のヒントを得たのは、火村太陽。 俺はとことんあいつとは正反対。 だから、そこを強調付けるようなアピールを繰り返した。 そう、今俺が掲げている『月』だなんて言葉はまさにそれ。 性格やレスラーとしての立ち振る舞いはあいつの方がよっぽどエース向きなんだけどな。 でも、俺にはあいつのような燃え方は出来ない。 なら、ありのままの俺でいい。 何故なら俺の後ろには火村がいる。 俺に出来ないことはあいつがやる。 あいつに出来ないことは俺がやる。 実は陰湿で陰険な男だが、そいつが団体のエース。 それはそれで前例もないし、おもしれぇじゃねぇか。 そうやって自分や観衆に伝え続けたってわけさ。 だから実は俺はオンリングでもオフリングでも大して変わらない。 そうなるとSICKとも対照的だな。 いくら俺でもあんたのファイトや生き方は真似出来ない。 あんたが渡り鳥なら、俺は巣を守る親鳥。 だからいくら団体のトップを取ったことがないとは言え、その身体一つで乗り込んでどの団体でも活躍するあんたに俺も学ぶべきことは多いだろうな。 そういや武刃じゃあんたとはニアミスだったんだな。 当時からあんた自体を知っていたが、デスマッチファイターの1人というぐらいの認識しかなかった。 だからこうして鬼門道場のリングにあんたが上がり、こうして俺と話しをする機会が出来るだなんて夢にも思わなかったさ。 [編集] By 子門鳳玄 2015-11-18 13:27:17 さて、トミー。 まだまだ聞きたいことはある。 (またコーヒーを一口飲む) あんたにとって越すべき選手、目標となる選手………ってのは格式ばっているな。 どうしても顔を上げてしまう選手っているかい? それとあんたにとってのライバルは誰だい? 後、これも近いクエスチョンになるかもしれないが、あんたが”病”なら”ワクチン”となる対照的な選手は誰か思い付くか? 俺にとっての火村太陽みたいな奴さ。 俺はやっぱりまだ鬼門真は上を見上げてしまう存在さ。 あの人の幻影を完全に消した時、本当に鬼門道場は次の章に進むだろうな。 まあ、あえて俺がその幻影を残しているところもあるが。 そしてライバルはこれもまた火村太陽。 もう理由は腐る程有り過ぎる。 シンプルに言えば、あいつがいたからこそ今の俺がいるって話さ。 [編集] By トミー・バーンズ 2015-11-19 14:50:17 研究なんて大袈裟な事をしているつもりは無かったな。 ま、リングに上がる中で必要な引き出しを揃えてるって感じかな? それがあれば相手を引き出したりすることもできるし、その上で自分がソイツにどう向かっていくべきかってのも見えてくる。 一辺倒の煽り文句だけじゃあ観客は満足しねぇのさ。 俺なんかは特にそう。それこそ、参戦選手っていう特性があるのかも知れないが。 XIMIXと此処では、俺に対する周囲の目ってのは違うんだ。 だから、その時々に求められる立ち居振舞いと、その中で自分を表現できる技術ってのは不可欠なのさ。この世界で名を上げるためにはね。 その点、俺が使う下ネタってのは案外便利な代物さ。 俺がリングで話す下ネタが純度100%の下ネタに聞こえてるなら、ソイツは俺の話す言葉しか聞いていない。 いつだって俺は別の意味を含ませてる。 星影とヤった時が良い例さ。 まぁ、たまに純度100%でぶち込む時もあるけど。 (苦笑を浮かべてコーヒーを一口) アンタのアピールからは、人間的な弱さも見えてるんだ。それこそアンタの言う陰険とか陰湿とか。 それがあるから深みってのが出てくるし、子門鳳玄が一人のレスラーでなく、一人の人間だと感じさせる。 それがこの世界のひとつの醍醐味なんじゃないかなって思うんだ。 表と裏とでも言うべきか。 俺等はムービースターじゃないし、仕立て上げられた人間でもないだろ? 大事なのは自分を知ることさ。 俺等はみんな、少なからず演じているだろ?俺なら病人。あと変態。アンタなら月か? けど、浅はかなイメージだけじゃあ演じきれないし、観客にだって伝わらない。 その確固としたイメージなんてのが、在り方ってのにも繋がっていくだろうさ。 目標…尊敬…。 今の俺があるのはソイツのお陰っていう人間がいる。 アメリカで共にタッグベルトを巻く、三本の刀を持つ男。 彼の発言にはいつだって意味があって、ビジョンがある。 キャッチボールに例えるなら、場面に応じて色んな球種を使い分ける。 そして何より、この世界を愛してる。 彼から受けた影響は計り知れないよ。 ライバルと言える相手は…此処なら虎の字だろうね。 武刃でヤり合ってから、しばらくは奴を越えるのが目標だった。 此処に来たのも虎の存在があったからさ。 現状、俺が数歩リードしてるのは否定させないけどな。 海を渡れば神風野郎が居るよ。 俺がハードコアファイターとしてブレイクするきっかけになった。 試合では文字通りブレイク。ボロボロに壊されたよ。 俺と正反対な人間ってのはイメージできないな。 強いて言えば、エリートやスターなんて呼ばれる人間は、みんな俺と真逆かな? 俺はスポットライトを浴びるスターよりも、カルト教団の教祖になりたいのさ。 [編集] By 子門鳳玄 2015-11-20 20:48:16 俺も引き出すという意識はトップとして活躍していくうちに強くなったな。 俺は相手を一方的にぶっ潰しながら頂点に登ったからさ、それだけじゃあダメだってキャリアを重ねていくうちに実感したよ。 あんたが見上げる相手には納得だが、俺も虎武者はどうだろうなって感じるところがある。 かつて鬼総帥に「お前は逃げのハードコアだ」とバッサリ切り捨てられた。 それに対する反論はあいつ以外には出なかった。 つまり、ここの観衆や選手はそれで納得いってしまった。それは今でもだ。 そんでもって今やあんたが鬼門道場のエクストリーム路線の第一人者にいる。 自分が他所で積み上げたハードコアが本物であると証明するには、死に物狂いでトミー・バーンズを引きずり落とさなきゃいけない。 あいつはあいつで真価が問われていると思うよ。 まあここにあいつがいないのに、何でこんな話をあんたにしたのかは察してくれ。 簡単に言えば、『焚き付けてくれ』ってことさ。 穴に煙が入りゃ、虎は出てくるだろうからな。 あぁ、それで思ったんだが、今のあんたにライバルが務まる奴がいるのかってさ。 それこそ”ワクチン”になるような相手がいればもっとトミー・バーンズは光るんじゃないかと思った。 あんたの言うスターとはまた違う存在さ。 あんたの生き方や在り方を真っ向から否定する存在。 上品で、血を見ぬ戦いを好み、健全な精神を良しとする品行方正な奴。 そんな生き方をあんたに押しつける正気な男。 これも面白い話で、実はそんな男の方にも狂気を感じないか? あんたもさっき言ったが、人には表裏があって、俺にも明るく熱い部分もある。 トミー・バーンズにも、正気な部分を感じさせる場面もあって、それが魅力の一つでもある。 さて、どうだろうか。 病を否定するその品行方正な男に、あんたが怒りや憎しみを持って己の在り方をぶつける。 それでも面白いだろうし、1人じゃなくてその正気な思想を持った3人ぐらいの小ユニットを相手にするのも面白い。 何かあんたって不格好に困難へ立ち向かって行く方が似合うと思うんだ。 エクストリーム王座戦でやったハンディキャップマッチなんていうシュチュエーションは面白かったな。 まあ、どうしてもキャラクター先行にはなりそうだが、面白い画にはなりそうだ。 いなけりゃあんたが作り出せばいいし。 [編集] By 子門鳳玄 2015-11-20 20:49:52 (コーヒーをグッと飲む) さてさて。 俺にはもうカルト教団の教祖になりつつあるように見えるんだが? 鬼門道場も結構ファン層が分かれているような気がしていて、 例えば俺やファーストレイズやNEEDのファン層は子どもや若い女の子。 火村は若い男。 石神や湯浅なんてのはおっさんだろうな。 じゃあトミー・バーンズは?って言ったら本当にトミー・バーンズのファンって感じだな。鬼門道場のファンって言うよりも。 まあ、野太いSICKコールから察するに若い男がメイン層かなと思うけど、間違いなく野郎共はあんたの狂った姿を見に足を運んでいると思うぜ? さぁそこでどうだ? あんたには”夢”ってあるかい? 小さい目標からデッカいことでもいい。 それこそ教祖様になることが夢でもいいし、教祖様になったその先に何をしたいかでもいい。 それとも今悩んでいる方か? 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