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-Episode Stage"Abyss"-(完結)
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Episode-]Z【燃えろよ拳】
By 斬騎王
2009-08-01 17:18:45
 
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By 斬騎王
2009-08-01 17:19:13
デポロ遺跡内部


とある部屋では操り人形型グラウンド・メテオアビス、デスマーチの操る鎧人形軍団とバキシム・シードペアが死闘を繰り広げていた。


シード「数が多いか…」


ダダダダダダダッ


シードはハンドガンを連射していた。


バキシム「ゴウ・バウレン!!」


炎の魔力を拳に集めてそこら一帯の鎧人形を吹き飛ばした。


シード「これではきりがないですよ」


バキシム「確かに…めんどくさいな」


遠く離れた場所でデスマーチは鎧人形を操っていた。


デスマーチ「我の鎧人形軍団の演舞を楽しんでいただけているかな?」


シード「正直飽きました」


バキシム「早く出てこいやぁ!!」


デスマーチ「(出るわけねーだろ。俺の人形軍団の前に息絶えるがいい)」


シード「出てきませんね…」


バキシム「くっ…(どうする…このままでは力尽きるまで鎧との闘いだ。師匠…貴方ならどうしますか…)」


するとバキシムは何を思いついた。


バキシム「シード、ちょっと伏せていろ…」


シード「…?」


シードは黙って伏せた。


バキシムは右腕を腰に当て左腕を右上に振り上げた。


バキシム「バキシィィィィィィムゥ…」


そのまま左腕を左側に動かし、また右側に動かしたりと繰り返していた。


シード「(一体何を…?)」


デスマーチ「なんだあれ…?」


バキシム「大旋風!!」


すると強い旋風が吹き荒れた。


デスマーチ「!!」


ビュウゥゥゥゥ…


鎧人形達は旋風の中で吹き飛ばされバラバラになっていた。


デスマーチ「い、糸が絡みやがった!!」


シード「くっ…(凄い旋風だ)」


旋風が吹き去った時には鎧人形達はバラバラになっておりデスマーチの魔力の糸もぐちゃぐちゃに絡まっていた。


バキシム「さぁ…これでくだらない手は使えなくなった…正体を現せ!!」


すると地割れがおき、その中から巨大な操り人形型グラウンド・メテオアビスのデスマーチが姿を現した。


バキシム「貴様か…アヤツリって奴は…」


デスマーチ「あぁ…だがアヤツリは仮の名前、俺の名はデスマーチ…」


シード「デスマーチ…」



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By 斬騎王
2009-08-01 17:21:36
デスマーチ「我が正体を明かすまで追い詰めるとは素晴らしいものだ。だが貴様らはおしまいだ」


すると巨大な拳を振り上げ、バキシムに襲って来た。


バキシム「そんなわかりやすい拳が当たるかって」


バキシムはデスマーチのパンチをかわした筈だった。


デスマーチ「アム・ボルシィム!!」


すると拳の部分が分離、有線アーム状になってバキシムを追って来た。


バキシム「グァ…」


バキシムはパンチを喰らい壁に叩きつけられた。


シード「バキシム!!」


シードは腰に装備された魔弾ピストルを使いデスマーチに攻撃した。


デスマーチ「ボルシィム・シルド!!」


すると腕が盾状に変形し、攻撃を防いだ。


デスマーチ「ガンズ・ボルシィム!!」


すると両肩が展開し、ガトリング砲が現れシードに向かって撃ち込んだ。


シード「チィ…全身武器の塊かよ…師匠みたいな技を使いやがって…」


デスマーチ「ディオガ・ボルシィドン!!」


すると胸部が展開、赤いコアが現れたと思ったら、そこにエネルギーが充填された。


シード「ヤバい!!」


デスマーチ「消し飛べ!!」


打ち出された粒子砲はシードとバキシムを飲み込んで爆破した。


デスマーチ「ハハハ、終わった」


すると周りに黒い羽が舞っていた。


煙の中から烏のメテオ・アビスの姿へと戻ったシードが現れた。


シード「ガ・レイ・ゼロ!!」


するとシードの目の前に魔法陣が形成され、それに手をかざした。


シード「シュート!!」


するといくつもの魔法球が現れデスマーチに向かっていった。


デスマーチ「こしゃくな」


デスマーチは攻撃をかわした。


しかし魔法球がデスマーチを追ってきた。


デスマーチ「チィ…しつけーんだよ!!ボルシィム・シルド!!」


デスマーチは先程の盾で攻撃を防いだ。


しかし予想外に威力が強かったせいが弾き飛ばされた。


デスマーチ「少しはやるじゃねぇか」


するとデスマーチの足元の瓦礫が砕け中から本来の姿へと戻ったバキシムが現れた。



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By 斬騎王
2009-08-01 17:24:30
バキシム「炎精霊化(チェンジ・ファイア・スピリット)」


バキシムは炎を纏った姿へと変化した。


バキシム「ゴウ・レドルク!!」


そのまま素早く威力の高い炎の蹴りを喰らわした。


デスマーチ「ぐっ……(術を使う暇を与えさせぬ気か…)」


シード「セーフ・ザフェス・レイ!!」


するとシードの真横に魔法陣が形成され巨大なライフルが現れた。


シード「マキシマム!!」


シードはトリガーを引き、弾丸を撃ち込んだ。


すると弾丸はデスマーチに当たる前に弾け、破片やら何やらがたくさん飛んできた。


デスマーチ「くっ…炸裂弾か…」


シード「バキシム!!」


バキシム「粉塵爆発!!」


バキシムが炎の力を放ち粉塵爆発を起こした。


デスマーチ「ギャアアアアアア」


デスマーチの身体は爆発でボロボロになっていた。


シード「バキシム、アイツは師匠と同じようにあの赤いコアが本体です。例えどんなに奴の身体を傷付けようともコアが傷付いていないかぎり意味がありません」


バキシム「ようするにコアを破壊すりゃいいんだな」


するとシードは手を上に向けた。


シード「シン・コーラル・バズ・レイ!!」


すると魔法陣が形成され、巨大なバズーカのようなものが現れた。


バキシムはそのバズーカのようなものの中に入った。


シード「開眼せよ神眼!!」


すると髪に隠されていた片目が現れ、赤く発光した。


シード「ターゲット、ロック・オン」


すると全身から煙をあげボロボロになったデスマーチの目の前に魔法陣が形成された。


デスマーチ「させるかぁぁあ!!シン・アルゼマル・ボルシィム!!」


すると更に巨大なクグツ人形が現れた。


デスマーチ「奴等を殺せぇぇぇえ!!」


巨大なクグツ人形はシードとバキシムに向かって襲って来た。


シード「問題ないですね。バキシム…」


バキシム「問題ナッシング」


シード「マキシマム!!」


そしてトリガーを引きバキシムを撃ち込んだ。



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By 斬騎王
2009-08-01 17:26:04
バキシム「シン・フェイ・ウルク!!」


炎を纏ったバキシムの身体が高速移動状態になり、一本角が強化され巨大なクグツ人形に向かっていった。


バキシム「撃ち破れェェェェ!!」


巨大なクグツ人形が粉砕されそのままデスマーチに突っ込んだ。


デスマーチ「ガァァァァァァァァ」


バキシムの角はしっかりとコアを突いていた。


バキシム「もうちょい撃ち破れェェェェ!!」


そしてバキシムの身体が回転し始めた。


ドリル状になりそのままデスマーチを貫いた。


デスマーチの身体は燃えながら崩れていった。


バキシムは炎精霊化を解いた。


バキシム「グフッ…」


バキシムはフラフラになっていた。


シード「ハァ…ハァ…やりましたね」


バキシム「そ…そうだな」


しかし二人とも思ったより深傷を負っていた。


シード「ハァ…ハァ…魔力も厳しいですね…」


バキシム「あ…あぁ…」


そこで二人とも倒れてしまった。




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