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戯言

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夢を見ていた

現実は愚か過ぎて
目をそらし続けた未来は
何もかもが崩れてた


欠けた月は街を照らして
血に濡れた街路樹の中
虚ろに空を見上げていた

綺麗過ぎる希望に埋もれ
事実だけを素通りして
道がなかったわけじゃない
歩き出そうとしなかっただけ

気づかずに繰り返す破壊と創造
新しいものに輝きなどなかった

見つめる先には絶望と闇
差し伸べる手を待ち続けた


いつしか光に包まれて
夢が現実になると信じてた
現実は残酷すぎて
闇夜に紛れて覆われる


私が壊れたのか

世界が壊れたのか

確かめるすべもなく

ただただ闇に飲まれてく

夢から覚めたのは
いつ・・・?

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