天使の井戸端会議
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[001] 愉快な仲間たち
By 晶
2010-11-13 23:01:43
「高坂組長におかれましては、この度はわざわざ足をお運びくださり父に代わりまして、お礼申し上げます」
「ミッちゃん、そんなかしこまらなくて良いぞ？」
　都内の某料亭で高坂はある人物と会っていた。艶やかな黒髪は短く整えられ、白磁の肌との対比が美しい。一言で言えばアジアンビューティーな美少年だ。
「若頭、高坂の親父さんのお言葉に甘えてください。義和さんだって、無理をしない約束で外に出る許可をくれたんですよ？」
「ケイ、お前な…」
　オタクがいたならその場は鼻血の海だろう。強気な美少年を気遣う柔和な美青年。…まさに王道。
「兄（あに）さんとお前は心配しすぎだ。毎月のことだぞ？ 病じゃねぇンだからよ」
「まりあさんからそう言われたら要注意だと聞いてましたが本当でしたか。…聞かねぇとマジで怒るぞ？」
「ん？ ミッちゃん具合い悪いのに来たのか！？」
「……」
　気まずそうに目を反らす美少年。…ここら辺で真実を話そう。もしかしたらオタクのメガネは悲しみで曇るかもしれないが。
「…オレも女ですからね。生理の呪縛からは逃れられないんですよ」

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[002] By 晶
2010-11-14 11:53:43
香藤 美和 かとうみわ
お転婆娘の友人その一にして、光華会傘下筆頭・香藤組若頭を双子の兄と共につとめる男装の麗人。ピナタとは会ったことがある。その場にオタクがいたなら鼻血の雨が降っただろう。いや、むしろ今も降るかもしれない。なぜなら側近はマイスイートダーリン。一言で言えば受け溺愛攻め、姫抱きは日常茶飯事。
貧血と、平凡より少し高い身長がコンプレックス。
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[003] By 晶
2010-12-05 19:55:06
「マリー、おっぱい育っただろ？ 今日あたり新しいブラ買いに行こー？」
「そうだな」
「…胸揉みながら言わないで、ミーさんもナチュラルに私の意思をスルーしないで」
　学校一のプレイガールにして、下着には人一番のこだわりがある友人は、放課後行き着けのランジェリーショップに自分を拉致することを決めたらしい。ちなみに、彼女がいうには『巨乳はパットで作れるが、美乳は努力でしか作れない』。その言葉にクラス全員がうなずいていたのは記憶に新しい。
「フィッターさんがいない店がいいんですが？」
　フィッターなんて専門職がいることを知ったのは、彼女に拉致された店が初めてだった。下着の種類があんなにあることもびっくりだ。…どうせ綿パンしかはいたことがない小娘デスから。
「「却下」」
　あぁ、でも結局行くはめになるのだ。何故なら自分は『奇跡』を体験したから…。
「Ａかと思ってた胸がＢだった女がなにいってやがる」
「今度はＣかもよ〜？ 発展途上のおっぱいだもの〜」
　ビバ、専門職。そういっちゃダメかしら…？
　
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[004] By 晶
2010-12-16 11:05:49
鬼頭 蓮 きとうれん
お転婆娘の友人その二。巨乳とガーターで吊ったニーハイがトレードマークの実はくの一。以前話に出た神帝に媚薬を盛った女の子だったりする。オタクは気にしていたが、あの後全員百倍返しになっている。趣味は可愛いい下着集め。
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[005] Re:エムペ！BBS通知メッセージ
By 藤都幟岐
2010-12-29 23:40:03
蓮！
気になる気になる(//∀//)

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[006] By 晶
2010-12-30 11:42:47
想像してごらんよ。
春の朝日を浴びて。
想像してごらんよ。
言葉を交したこともない人が。
想像してごらんよ。
冷蔵庫から勝手に。
想像してごらんよ。
腰に手を当てて、牛乳パックから直飲み。
想像してごらんよ。
君だったらどうする？



「タイヨー君、しっかりして…！ レンちゃん、何したの…！？」
「テへf^_^;」
「どうせ、湯上がりにパンツ一丁で牛乳飲んでたんだろ？ そういう事は自分の部屋だけでやれよ(-"-;)」
　ちなみに牛柄のヒモパン。運悪く遭遇した平凡はフリーズ。
「もっかい見せたら再起動するかな…？」
「「止めろ！」」

　それは爽やかな朝の出来事…。
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[007] Re:エムペ！BBS通知メッセージ
By 藤都幟岐
2010-12-30 11:45:37
山田君、トラウマになったのかい？

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[008] By 晶
2011-01-05 00:44:04
『かずママ〜、ヘタ踏んじゃったよ〜』
「あら、蓮にしては珍しいわね？ 神様はそんなに手強かったの？」
『手強いなんてもんじゃないよ！ 用意してもらった薬効かねぇし！ マジでワケわからねぇ！ アイツってゲイ！？』
　少女は携帯の向こうで捲し立てる友人に苦笑をもらす。さて、どうしたものか。男と名のつく生き物の欲を知り尽くした忍者の末裔なら、と期待していたのだが。
「周りから崩せないかしらね？」
『難しいかも〜。アタシのこと食った奴ら下の連中だしさ。あっ、でも許可くれる？』
「あら、久しぶりに『調教師』になるの？ いいわよ、好きにして」
『やりー(￣ー+￣)ニヤリ 趣味と実益兼ねて、躾てやるぜ！
じゃあね〜(*^m^*) ムフッ』
　切れた携帯を見ながら彼女はまた苦笑する。
「搾り取られなきゃいいけど…」
　中学生の女子が口にする台詞とは思えない。でもいいと思う。何故ならそこには自然体の自分がいるからだ。
「『三区の魔女』が出なきゃ駄目かしらねぇ…」
　呟けば不安ではなく、高揚が心を満たす。カルマの総長にあったらもっとワクワクするだろうか？
　今夜は眠れそうにない。
K006
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[009] Re:エムペ！BBS通知メッセージ
By 藤都幟岐
2011-01-20 18:48:45
藤倉漫遊記



ドイツ、ハイデルベルク生まれ
(健吾はレーゲンスブルクの別荘生まれ)

一歳から三歳まで欧州諸国漫遊
イタリア、フランス、ベルギー、デンマーク、スペインなどなど

三歳後半、アメリカで要達と出会う

五歳、ミュンヘンにて母親死亡

六歳以降、日本

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[010] By 晶
2012-06-30 15:36:36
「遠野くんはバブ派なのですか？結子のお風呂場バスバブルしかないですよ。ストロベリーとバニラとマンゴー」
「いえいえ、お気になさらないでチョーダイ。オタクは差別いたしません！バスバブル相愛され万歳！」
　オタクは人生初の女の子の部屋へのご招待にいつもの五割増し訳がわからない。差し出されたおされなパッケージから一つ受けとると風呂場に向けてオターンｏｎTHEライン。くるくる回りながら一直線に消えた。

「なんか騒がしくて御免ね……」
「大丈夫です。それより大事なことをこれからお話しするです。よく聞いてください、山田くん」

あぁ、笑うとそんな風には見えない。ふわふわとした部屋の中は甘いお菓子のような無害なもので溢れている。彼女を含めて。

「三区には一つの都市伝説が存在するです。それがチーム『ウィッカ』。目に見えない三区の女帝です」
「その『ウィッカ』にもいるの？四人」
「幹部は昼間と同じでお花の名前で呼ばれます。私は昼間は呼ばれていないので、今は内緒です」
「これでも偉い人なのですよ、結子。二葉先生と錦織くんと同じ、

―参謀ですから」

K006
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[011] By 晶
2012-06-30 21:30:57
《亀村結子かめむらゆいこ》
まりあの友人。実家は化粧品の老舗カメボウ。彼女自身メイクの仕事を目指しているので突撃して日々武者修行に励んでいる。ケンゴンはお肌が綺麗なのでまた実験台にしたいそうだ。恐ろしいことに平田兄弟の従妹にあたり大変仲がよい。顔立ちは似ていないのに平田兄とは根本的な考え方が似かよっていたりする。シロのメイクもしてみたいらしい。
K006
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