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[0001] 腐った林檎
By えくぼ
2009-11-03 01:58:07

カーテンから零れる朝の紫外線に優しく突き刺されて目を開けた

雲1つない青空に太陽が首を吊っている
今日は良い日になりそうだよ

部屋の窓から見える電線
小鳥たちが唄いながら綱渡りをする

僕にもその唄教えておくれよ
同じ綱渡りの人生じゃないか

虹から滑り落ちる数え切れない誰かの夢
街を行く人達は傘で遮り興味はないらしい

例えこの街の片隅で涙流したとして
誰ひとりとして気付かない

そんな偽善が嫌いで四角い部屋から出ようとしない少年少女

僕は優しく手を差し出すよ左手首の躊躇い傷を隠しながら

皆温度を求めている

1人で生きては行けない事をとっくに知ってるから

誰かの中で抱かれて窒息死する夢を見て今日も月が死ぬ

今朝未明路上にて
アスファルトに散らかる僕

一握りの勇気で雑居ビルの上から一歩踏み出せた

僕の温度が街に染み出す代わりに僕は冷たくなっていく

鴉が嬉しそうに祝福してくれている

居なくなれておめでとうって…

今日は曇り空の隙間から首を吊った太陽が覗いてる

昨日は良い1日だったよ

明日からは僕の部屋に訪れなくて良いよ

カーテンは閉じたままだから…

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[0002] By ゆうき
2009-11-30 02:04:03
情景がどんどん浮かんでくる詩でした
温度を求めること確かにあります
一人で生きていけると思ったときもありましたが、一人で今の私にはなれなかった
素人意見ですが、私はこの詩好きです
悲しい詩だけれど

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