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[0001] 笑顔の狼
By 唄花
2008-04-16 00:47:28


悪戯な通り雨が
白のブラウスを
色付くように透かして


僕の理性を試す


濡れた髪から香る
シャンプーが
僕の男をくすぶる


飲み込む緊張が
喉をやらしく撫で降りて


わざとらしく
雨音に混じる理性が鳴る


見透かされないように
笑う顔さえも
本能を隠す狼になる




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[0002] By ブルー
2008-05-26 10:13:52
唄花さん、はじめまして。

大人な詩ですね。それでいて上品にまとめられているように感じました。


>飲み込む緊張が
>喉をやらしく撫で降りて

ここが特に好きです。唾をごくりと飲み込む表現が的確で、なるほどと、しっくりきました。


一節目と最終節も上手くかかってますよね!“透ける”ブラウスと、本能を“見透かされない”ようにと、最後まで作品に引き込まれました。


コメント、失礼致しました
m(_ _)m



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