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詩3
By xxxxxxxxx
2008-01-21 15:52:04



ともだちのザカリアスは猫を殺した。
たいそうかわいがっていた。すごくすきだった。
名前は、ちび、という。
しかしもうそれは猫ではないので名前などどうでもよいのか。
猫はザカリアスの服と食べ物になったらしい。

ともだちのザカリアスは僕の日ごと見る七つの夢のひとつでいつも不吉なことを教えてくれる。
このごろは、
――もうすぐ目が見えなくなるよ
という。

ともだちのザカリアスはヒトゴロシだ。
はじめて会ったときにそういっていた。
いつも、ひらがなの「そ」を、縦に引き伸ばしたようなカタチのナイフを持っている。まえにそれで刺された。
ザカリアスはいつも僕の手当てをしてくれるので僕は死なない。
……はじめて?いつ?



 両親は、おんおん、と泣いていた。
 僕はどうして泣くのか訊いた。
 おかあさんは僕を僕じゃない名前で呼ぶと、
 どうして猫を殺したの、と訊いた。
 おとうさんはくびをひだりに傾けていた。
 ぼくはどうして殺してしまったのかわからなかった。
 わからないといった。
 おかあさんは、
 ――これはちびの骨だよ
 といって僕にちいさな骨を握らせた。
 僕は厭だ厭だといったけれど、
 おかあさんが両手で僕の手を固く握らせていたので、
 僕は骨を握るのが厭で、
 厭だ厭だといって、
 おとうさんはくびをひだりに傾けていた。



ともだちのザカリアスは、
――カタリ
と嗤った。
pc
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By 葉山みとと
2008-01-23 17:00:44
マザーグース的。で、その域を超えられていない印象です。
後半のネタばらしはいらなかったのではないでしょうか。想像に難くない結末を描かれるくらいなら、読み手の空想力に委ねた方がよほどいいと思います。
xさんにしかない何かが欲しいです。


んー…誉めちゃダメって難しいな。。。
P901i
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By xxxxxxxxx
2008-02-02 04:06:00
遅くなりました!!!
感想、ありがとうございます♪

マザーグース。なるほど。確かにこれならこれで行った方がよかったのかもしれない。

ねたばらし、の積もりではなかったんですがねぇ。確かにそう取らない方がおかしいですね…。

うん、僕も何かが足らない気がしていたんです。ここで晒せば見つかるかと思って。



難しいですよね。笑
pc
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