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知らされずには消えずに
By в+в
2008-01-02 23:08:18

きみの腕の輪郭が
ゆっくりと途切れてみえるなら
それとも僕の眼球に
僅かな光が差したんだろう

黒い影に支配されてから
死者だと聞かれてもよかった
ゆるやかに満ち足りて
誘惑に伏せるようでも

視線が上りゆくには
空を燃やす赤い袖でいい
風に幾つか話をして
隣の手には途絶えたような声

放り出したまま通り過ぎ
辺りには溢れ出す藍色
不意に手探りが乗り越える
黄昏を切り崩した月の道で


知らされずには消えずに
目隠しを無くす土曜日
晴れた午後には遠い瞬きで
懐かしさから取りかえていく



F902iS
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By xxxxxxxxx
2008-01-07 02:27:32
本当はね、評価したい部分も大いにあるんですよね。

でもルールに則って、と◎

補足が要るようなので少し。

言葉、は、共通の理解を前提として初めて機能するものです。それはどんなに文法が崩れていようが、どんな狙いがある文字列だろうが、変わらない。
共通の理解さえあれば、何かを伝えるにおいて、論理的である必要はない。

詩において読者は、読むことで作者の追体験をする。
言語の共通理解によってです。これは文法のことではない。単語毎の、意味や背景、印象だけでも可能となるんです。

僕はそういうスタンスで読む。
この作品は、特に単語の印象などの感覚に依存した作品だから、それがどう感じられるかが、文法の整った普通の文章に比べて重要だと思うのです。
ところが、
「黒い影」「支配」「死者」「聞かされ」「てもよかった」「ゆるやか」「空を燃やす赤い」「袖」「でいい」「放り出し」「通り過ぎ」「不意に」(これはまあいいのかな…)「手探り」「乗り越える」
など、どれをとっても(この作品のスタイルにしては)あまりに読者任せすぎる。読み手にほっぽり過ぎていて、幅がありすぎ、結果薄っぺらい印象になる。

これでは深い追体験はできないでしょう。浅いことに狙いや意味があるとも思えないし。

とまあ、そういうことが言いたかったのです。
pc
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By в+в
2008-01-07 11:37:12
ありがとう勇魚君
では自分も徒然なるままに


黒、赤ときて藍色
黄昏を含めれば
色が四つも出てくる

安易な印象を与える
可能性があるんだけどね

色が無造作に
散りばめられている上に
「黒い影」とか平凡じゃない?
表現としてかなり

"どう"黒いのか
それを表現しなさいと
言われそうなんだけど
この作品では
そういった描写はあまり
必要に感じなかったんだ


「死者」には
黒いイメージはないかな
ネガティブな感じもないな

このあたり
個人の感覚で受け取り方が
かなり違ってくるかも
しれないね

「不意に…」と
「黄昏を…」がが逆では?
なんだけど
ここもそうかもしれない

そのシーン
アップからぐっと
カメラを引いてみるのか
その逆がいいのか、みたいな

ここは、終わりが
「乗り越える」だと
最終連
「取り替えていく」と
同じような感じがするので
それを避けたかったと
いうのもあるよ


_
F902iS
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By в+в
2008-01-07 11:43:39

「土曜日」は
勇魚君的には
現実味がありすぎるんだね

「土曜日」は
次にくる「午後」と被るから
そこは正直、気になるかな
ここは考えたほうが
いいかもしれない

土曜日の午後なんですか?
それとも土曜日とは別の日の
午後なんですか?って
話にもなるよね
大勢に影響はないんだけど


韻か…、第四連

「あ・たり」「あ・ふれ」
「あ・いいろ」とかは
まだいいとして
母音のiがやたら多いよね



_
F902iS
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By в+в
2008-01-07 11:48:08

寝る時間を
一時間オーバー…


今日は落ちます
申し訳ない…

_
F902iS
[編集]
By ピクルス
2008-01-08 01:38:39
 
ちわ。

酷評というか、その…
連毎に意味を掴もうとすると散漫な印象になるように仕掛けてる、わけないか。
四行五連から成る、この作品を俯瞰した場合、
仮に、各行を1、2、3、4として、各連をa、b、c、d、e、fとした場合、
a1→b1→c1と読み進めたり、或いは、f4→d4→c4と読んだり、そんなフォーメーションが可能な、パズル的な作品、なのかな?
様々な順列組み合わせの選択を読み手に委ねる、または、一度仕上げた詩を分解して再構築してみる、そんな試みとしては悪くない。
ただ、どう組み合わせても詩情には乏しく、形容詞の空振りが目立つ。
よって、意味性が稀薄の中から抽出される事はあっても、繋がり云々以前に、雰囲気だけの詩の好例となるに過ぎないが、リズムというかテンポが再読を重ねるうちに平坦から変拍子っぽくなるような気もするけど、気のせいかもしれないな。
プログレよりはチェリー・レッド辺りのエッセンスは感じるけども、それがどうしたと言われたなら、よくわからんと返答する他ない。

以上、的は外しつつも、とりあえず御挨拶に代えて。
2008年も適当に宜しくね。
 

P902iS
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By 如月
2008-01-09 07:45:19
初めまして

なんかネタばらしされつつ
レスもかなりついてて、何を書いてよいものか、と
迷いながら、読んだままを
全体的に、単に
接着剤をはぶいただけの作品、としか読めない
散らばったテキストが、散らばったまま放置され、なにも意味を持てないままでいる。
ただそれだけ

色んな読み方でき
ある意味それが作者の狙いだとしても
読み手にゆだね過ぎているといった悪い例の典型

と、板の趣向に合わせた
作者の意図を踏まえた上で、評をいれさせてもらいました。

失礼します
W52SA
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By в+в
2008-01-10 06:33:29
(続き)

ここには藍が溢れてる
なんてね

ちなみに光(白)も入れると
この作品の色は
黒、赤、藍、黄、合わせて
五色になるんだけど


…って、長老!!
あけまして
おめでとうございます

如月さんこんにちは
お久しぶりです
「引っ越し日和」
以来ですね(?)


しかし
確かにこれは
かなり濃いメンバー
大変だ…(笑)

_
F902iS
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By в+в
2008-01-10 06:51:15
>Xさんこんばんは

遅くなってしまって
ごめんなさい


この作品
日本語のおかしな使い方が
いくつか出てきます

まずは、それを読んだ人は
どう思ったのかな?と
聞いてみたんです

また、作品構造だけに
話が集中しないよう
次に、かなり遠回しに
「意味を追わずに感覚で
読んでみた場合はどう?」と
言ってみました

それが
「論理的な見方を…」と
書いた理由です
こちらも
聞いてみたかったんですよね
(勇魚君の話は
二つが一緒になった
感じで興味深かったです)


「単語の印象などの感覚」と
いうのは文脈の話ですよね

作品全体が
漠然としていて
読者任せ過ぎるというのは
的を射ています
題名なり、冒頭での
"前置き"がないからでしょう

_
F902iS
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By в+в
2008-01-10 06:53:08
>ピクルス長老
チェリー・ボ〜ム!(違)


ネット詩界の
一人モノクローム・セット
в+вです

リズムやテンポ感は
かなり気にしますね
読んでくれる方と自分では
かなり違ってくると
思うんですけど

シャッフルは
ちょっとだけ行いました
ただ、再構築というほどの
ものではないですね
パズル的な読み方を
意図したものではありません

作品内でいろいろ
やってはいるんですけど
それを全面に
押し出したいのではなくて
やはり作品として
広い意味で
楽しんでもらえたらと
思います


ありがとうございます
今年もよろしくお願いします
_
F902iS
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By в+в
2008-01-10 06:54:58

>如月さん

「接着剤を
はぶいただけの作品」という
印象なんですね

長老も
「雰囲気だけの詩の好例」に
なりうるという感想ですし
このままでは
言葉が有機的に
結びつかないのかもしれません

先ほどXさんへの
レスで少し書きましたが
描かれていない"前置き"を
ここで提示してみます



これは事故で
死にゆくものの詩です


_
F902iS
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