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十月テーマ詩
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『消えかかった白煙』
By 管理
2007-09-28 16:07:27
『消えかかった白煙』
ミトウユズさんからのお題目。
910SH
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By 暁 紫雲
2007-10-05 22:33:48

〈走馬灯のように〉
と言うのは
死ぬ間際の話ではないのか
私はまだ生きている
おそらく、哀しいかな
生き永らえてしまう

貴方は煙草を蒸かす
昨日と同じように

その白い煙が
私の記憶を紡いで
思い出に変えてしまうのだ

憂う横顔が、違う
変わらず愛しいのに

ひとこと、発したっきり
黙ったままの部屋で
ゆらゆらと
しかし確実に
煙草は短くなってゆく

あぁ、

あの日、あの時
あの春、あの夜
ひとつ、またひとつ
低い天井に消えてゆく

あぁ、あぁ。

この煙の紡ぐのが
沈黙であればいいのに

私は何かに抗いたくて
貴方の味を知りたくて
初めて一本、火を付ける

また、冬が来るのだ

咳き込んで吐き出したのは
記憶か、思い出か


W44S
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By カナリア
2007-10-05 22:54:22
嗚呼
どうか遠くへ連れてゆかないで。
何故
こんな終わり方なの？
嗚呼
業火に焼かれた貴方は昇る
人とは簡単に失くなってしまうモノ
掴めず消えそうな白煙となった貴方は居ない




大好き
大好き
大好き
ダイスキ


この想い
言葉に紡げば
過去になる
未来は見ない
アタシはずっと
貴方と居るから
F901iS
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By らさ
2007-10-14 19:51:11
貴方の吐き出す白煙は
一緒にいられる時間の長さ。

そして
一緒にいられる時間の短さ。



貴方の言う５分てのは
私の１時間くらいって
貴方は知っているのかしら？



貴方が吸うたびキスをする
フィルターに少し嫉妬したり。

映画に遅れちゃうよだなんて
無理矢理タバコを消してみたり。



消えかかった白煙は
私の気持ちをドキドキさせる。

私の寂しい気持ちと一緒に
風に吹かれて消えていくから。

そんなことを考える
私のなかの１時間。



温もり感じる隣の貴方の
残り香少し感じながら。
N904i
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