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不意打ち【番外編SS】兄弟告白編ディアイザ
By 那矢
「…好きだ‥」


妙に響く聞き慣れた声は、するりと体を通り抜けた。

「好きだ…好きすぎて、どうしようもないくらい」

体がピクリと反応する。

銀髪はサラサラなびいて、白い肌は広い胸へと抱き寄せられた。
腕のなかの体は思ったより力が無く、華奢だった。

「ディアッカ!貴様ぁっ!何のつもりだ!!」

離せっ!と抵抗するが、逆にディアッカの腕の力が強くなる。逃れたくても、逃れられない。
暖かい温もりや熱い吐息が服越しに伝わってくる。

何のつもりでこんなこと…

「……イザーク‥」

切なそうに響くその声にイザークは動揺する。

こんなディアッカ、今まで見たことがない。
いつも余裕があって、よく小さい頃からからかわれて遊ばれたりしていたから…

ディアッカに知らない一面があったのだと妙に意外だった。

「だって…俺たち、兄弟だろ?そんなの…」

「関係ない…!俺は、イザークだから好きなんだ…!」


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