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4/19■最年長３２歳！寺田 初招集に号泣
By masa◆ＳＬｋ3
2008-04-19 11:37:00
　“岡田色”への移行を打ち出した初の合宿は、フレッシュな顔ぶれになった。６月のＷ杯アジア３次予選に向け、２１日から３日間行う短期合宿の日本代表候補メンバー２８人が１７日、発表された。Ｊリーグ創設後では最年長の３２歳９カ月で初選出されたＤＦ寺田周平、サイドバックの“恋人”に指名されたＵ―２３代表の長友佑都（２１＝ＦＣ東京）ら代表初招集は４人。岡田ジャパン初招集が実に１０人と独自色あふれる選出となった。

　メンバーリストを何度も見返し「本当に入っている。信じられない」とつぶやく。駐車場では自分の車の位置が分からなくなり「動揺している」と漏らした。“川崎Ｆの青い山脈”を支える１メートル８９の長身ＤＦ寺田が、代表に初選出された。

　プロ１０年目、ＧＫ川口と同じ年。Ｊリーグ創設後では、フィールドプレーヤーではチームメートのＤＦ箕輪の２９歳３カ月、ＧＫを入れても土肥（東京Ｖ）の２９歳１０カ月を大幅に更新する３２歳９カ月の遅咲きで、岡田監督のお眼鏡にかなった。

　「身長はあるので、高さで期待されているのかな。ここで満足してはいけない。思い切ってやりたい」。誰からも信頼される人柄。１メートル８９の高さだけでなく、ボランチの経験もある技術には定評がある。岡田監督は選出理由を「年はいっているが、直近のアジア予選を考えた時に、ストッパーに強さと速さのある選手が必要。各チームのスタッフに聞いても、寺田は安定したパフォーマンスを見せているということだった」と説明。もちろん、将来性ではなく即戦力として期待している。

　東海大卒業後に横浜に入団予定だったが、メディカルチェックで不合格になった。１年間、サッカー浪人して９９年に川崎Ｆに入団したが、ケガが多く、０４年のレギュラー定着までは何度もクビを覚悟した。昔の苦労を思い出すと感極まって号泣し「こんなチャンスは２度とないかも。プレーで恩返ししたい」と誓った寺田。中沢、闘莉王との“長髪３バック”結成で岡田ジャパンの守備を支える。

pc
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