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リリカルなのはStS〜Crossing of fantasy〜其の弐
By xユウキx★
2009-12-16 21:54:15
第三話終了時で97なので第四話を3枚載せるより、新しくした方が読みやすいと思って新しく作りました。
ここは第四話から始まります。
pc
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By 龍牙天翔
2010-04-11 21:00:11
――第4話 二つの舞台の役者は揃う――

とある森で少女が寝ていた。

一見しただけでは少女と言うより幼女と言ったほうが分かりやすいようにも思える。

だが、決してミッドチルダ近郊の森ではない。

幻想郷のどこかにある森だ。

幻想郷で森といえば魔法の森と呼ばれる森が有名だが、特定の名称は無いものの、そこかしこに森は存在する。

だが、時間帯的には夜であるが故、妖怪たちが活発に動き出すのである。

ともなれば、夜の森で一人で寝ると言うのは自殺行為に他ならない。

だが、幼女―――ではなく、少女とする―――は寝ていた。

少女の着ているものはスーツに似ていた。

すやすやと寝ている少女が寝返りうった瞬間、うった先には不思議な空間が開いた。

紫色で目が大量に覗き込んでいるような不思議な空間だ。

その空間に少女は寝たまま落ちていった。

pc
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By 龍牙天翔
2010-04-11 21:00:54

 ☆

Side-ドクター

冥旋が来てからかれこれ一週間が経過し、ほぼ毎日のようにボロボロになりながらも娘たちは冥旋に訓練―――冥旋曰く稽古だとか―――をつけてもらっていた。

とは言え、冥旋がいつも私たちが食べている物を見た瞬間非常に大変『ステキ』な笑顔で額に青筋を浮かべていたのは今でも思い出せる。

それ以降、冥旋が食事の準備をしてくれていた。

とは言え、食事をする楽しさを冥旋から教えてもらったと言うのは娘たちにとってもいい経験になったように思える。

どうせ、私は犯罪者なのだ。

娘たちには少しだけでも人間らしい生活を送ってもらえたらいいように思える。

だが、ほとんどは保護観察と言った感じだろう。

それはそれで構わないのだが、一部の娘たちはそれを良しとしないだろうが。

特に、ウーノ辺りいや……私の因子を組み込んだ娘達は良しとせずに牢獄の中で過ごすことにするつもりだろう。

それはそうと、あの『ステキ』な笑顔は今でもはっきりと思い出せる。

正直に言えば、あれ程恐怖に似た感情を覚えたのは初めてだった。

私の近くにいたクアットロが口から泡をふきながら倒れたぐらいである。

その時、私はとある教訓を得た。

基本的に怒らない人は一度怒らせると恐い。

それを冥旋に話してみたところ、さも当然のことのように受け止められてしまった。

あれは少しばかり心に傷がついた……。

一週間の間にあったことを思い出していると、唐突にレーダーが反応を示した。

空間断裂系の反応であり、何事かと思った。

「私がちょっと様子見てくるわ」

少しばかり呆けていると冥旋から通信が入り、私が返事をするより先に通信が一方的に切られてしまった。

レーダーを見直すと、空間断裂系の反応は消えうせ丁度その場所に何者かがいるのが分かった。

Side out



言い訳じみた作者の一言

もうね、どれだけ放置すれば気が済むのかと。

3ヶ月ぐらい放置するって自分どんだけなんだか。
pc
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