[携帯モード] [URL送信]

[返信する]

[最初から全部]
[*前]
リリカルなのはifStory 蒼龍伝
By 撃ち手
2009-09-24 01:40:40
それでは始まります。
W51SH
[編集]
By 撃ち手
2009-11-26 00:25:55
だが願ってもないことだろう。
「俺が管理局に入ることが出来るんですか。」
嬉しい、とにかく嬉しかった。
「でもそのためには試験も必要なの、すぐにとはいかないわ。」
ミコトさんのこの一言は当然だ、一足飛びになれやしない。
でもなればいいだけだ。
だったらなんでもやってやるさ。
「やります、試験だろうがなんだろうが。」
胸が高鳴る、多分俺は久しぶりに笑っているのだと思う。
「そう、そしたらこちらで貴方を推薦という形で本局の嘱託魔導師試験に応募します。」
嘱託魔導師ってなんだろうか?
「その嘱託魔導師ってなんですか?」
「嘱託魔導師って言うのは、私たち時空管理局の時限航行隊や、地上部隊とかに配属される魔導師で、簡単にいったら予備戦力かしらね。」
話しの腰を折るような発言だが、ミコトさんは気を悪くせずに説明してくれた。
W51SH
[編集]
By 撃ち手
2009-11-26 00:26:21
「とはいえちゃんと対等に部隊の一員として扱ってもらえるから、そんなに心配はしなくてもいいわ。」
嘱託魔導師か、先ずはここから入るとしよう。
こんな不思議で満ちた世界にいけるなら、立場なんて関係ないだろう。
「わかりました、よろしくお願いします。」
俺は了解の返事を元気よく返した。
「それじゃあまた連絡をします、電話番号を教えてくれるかしら?」
ああはいはい、それくらいはね。
俺は自分の家の番号を教えた。
「それじゃあ私が送って行くよ。」
こうして面談は無事に終了し、俺はまたメイリンに伴ってもらい、もとの桜台まで松風とともに送ってもらった。
「さてと松風、帰ろうぜ。」
《ブルルル、ヒヒィーン!》
俺は松風に跨がると、松風はそのまま空へと力強く駆けていく。
「アハハハハハ、やっと叶うんだ俺の夢が、やっと!」
空を駆ける松風の背中で、俺は数年ぶりに心から喜んでいた。
W51SH
[編集]
By 撃ち手
2009-11-26 00:27:00
その後数日経ったある日
《プルルルルル》
電話が鳴り響くのを感じた俺は、早足に電話へと歩みそのまま受話器をとった。
《もしもし〜?前田さんのお宅ですか?》
メイリンの声だ、俺はすぐにそうだと確信した。
「はい、前田龍也ですけど。」
返事を返すと向こうは安堵の吐息をはいていた。
「いまのなに?」
《いや〜龍也くんが悪戯な番号教えたりしたかもとか、ちょっと心配でね。》
こいつやっぱり後で殴るか?
「俺はそんなにひねくれてるか?」
《どうだろうね〜、多分いつもはそうだろうと思ってたけど。》
こいつ…
《でもまあ繋がったからいいや、用件のほう伝えないとね。》
そうだ、こんな無駄話しよりも肝心なことがまだ聞けていない。
「推薦の話し、どうなった?」
《とりあえずOKだね、ただ試験受けないといけないから、龍也くんの場合は魔法についてお勉強しないとね。》
「魔法の勉強ってどこでするんだ?」
メイリンは至って普通に言った。
《そりゃフレイアに決まってるじゃん。》
W51SH
[編集]
By 撃ち手
2009-11-26 00:27:23
おいおい、とりあえずそれはないよね。
「冗談ならもっとカワイイやつにしとけ」
《冗談じゃないよ、もう龍也くんのお部屋準備してあるからね。》
なんですとぉ!手がはやい奴だな。
《お勉強の方は私がちゃんと教えるから大丈夫。大船に乗った気でいなさい。》
まあこいつ賢しそうだから大丈夫だろ。
泥船にはならないだろうし。
「てかさ、お前の仕事はどうするの?」
《ああそれ?龍也くんが松風の適合者になったから、私たちの今の仕事は97番世界の観測と周辺次元空間の巡航に変更されてるの。》
つまりこいつらは暇を持て余してるらしい。
しかもその原因は俺らしい。
こいつめ、いよいよもってげんこついれたくなるな。
《まあそんなわけだからしばらくフレイアで一緒に頑張ろうね。》
「ああ、とりあえず了解したよ。」
《そう、じゃあ一時間後に迎えに行くからね。》
なんだと…
W51SH
[編集]
By 撃ち手
2009-11-26 00:27:46
《ピンポ〜ン》
間延びした呼び鈴が響き、俺はドアへと向かった。
ちなみに松風は別の部屋で寝ている。
家には身体を小さくすることで入れた。
「はい、どちらさまで?」
念のため聞いておいた。
防犯でありセキュリティさ。
「私だよ、メイリン。」
俺はそのままドアを開けた。
「本当に一時間後になんだな。」
「私嘘つかないもん。」
とりあえずメイリンを家に入れた。
「ふえ〜、これが龍也くんの家か。」
あちこち見るな、別に見られて困る物は一つもないけどさ。
「松風はどこにいるの?」
メイリンにもいつの間にやら松風の呼び方が、定着していたようだ。
「俺の部屋で寝ている。」
「なんで?」
「腹一杯だから寝るって言ってそのまま。」
松風は別に喋らないが、松風の言いたい事は何となく俺には分かっていた。
「そっか、それじゃあとりあえず松風を起こして来てね。」
メイリンはそう言ってキッチンに入った。
「私はとりあえず松風と龍也くんのお茶をいれるね。」
まあとりあえず行きますか。
W51SH
[編集]
[最初から全部]
[*前]
[返信する]
[新規トピ]
[戻る]


無料HPエムペ!