はにゃーん的独用小説板 [返信する] 基準 ースタンダートー By かっぱ 2008-09-04 00:59:28 これが最後の走り書きかも 基準。 それは標準という意味であった。しかし過去の話だ。 今はー ダンッ!! 「規格外と非基準を削除。任務完了。」 血溜まりと死体3つが語るのは 死。二度と戻らない命。 規格外(アウトスタンダード)、それは人で有りながら人権のない人 非基準(アンスタンダード)、それは突然選ばれ理由もなく 消される人 pc [編集] By かっぱ 2008-09-04 01:07:27 ここはスラム街、規格外の住む街だ。 政府や地図では無きものとなっているが。 オレはカルロス。スラム育ちの孤児だ。 家は昔家だった建物を勝手に使っている。 (…またあの夢か) あの夢…そう、オレと父親と母親が撃たれ、死んだあの日… オレは致命傷であったが奇跡の復活を遂げた。 そして、誓った。 基準を破壊しに行くと pc [編集] By かっぱ 2008-09-04 01:15:35 オレは今まで見てきた。 仲間が「非基準」に選ばれ、殺される様を 友達、家族、オレの命を奪った基準を破壊しに行く そして、「この世に殺していい人間など居ない」と宣言してやるのだ。 政府長官…いや、オレの兄貴に pc [編集] By かっぱ 2008-09-04 22:06:11 兄貴は優しい人だった。 頭もよく、剣術をたしなみ出来た兄だった。 しかし、兄はそれ故に選ばれた。 兄は「削除者」の前で家族を殺さねばならなかった。 削除者(デリーター)は法律で唯一、人殺しを許された存在。 兄は狂ったように笑いだし、糾弾で命を奪った。 そして去った。 動かない家族を残して pc [編集] By かっぱ 2008-09-04 22:54:16 そして現在。 兄の愛用していた赤い騎士剣、「エーヴァ」を手にスラム街を出た。 スラム街は今、襲撃を受け瓦礫と化した。 「兄貴…今までの償いをさせてやる…!」 決意を胸にエーヴァを背中に、ホルスターから愛用のハンドガン二丁を引っ張りだした pc [編集] [#次] [1-5表示] [返信する] [新規トピ] [戻る] |