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急病時対処法
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火傷の症状と処置
By 管理
まず火傷の広さを計りますが、患者の手の平を全体の１％とし大人の場合９の倍数になり子供の場合５の倍数となります。
詳しくはこちらの図を参考にして下さい。なお()内の数字が子供です。
大人の場合全体表面面積の20％以上で重症
子供や高齢者の場合10％以上で重症
※この場合すぐに救急車を呼んで下さい。

次に火傷の深さを計ります。
深さⅠ度の熱傷
表皮熱傷=温度が高くない熱湯を浴びた等
・皮膚が赤くなります
・ヒリヒリした痛みがします
深さⅡ度の熱傷
真皮熱傷=湯たんぽやこたつ等に長時間触れていた(低温火傷)。高温の熱湯を浴びた。
・水ぶくれになります
・強い痛みで表面のくずれ
深さⅢ度の熱傷
全層熱傷=高温の油を浴びた等
・皮膚の蒼白
・無痛
By 手や足などの火傷の処置
熱傷の処置
手足等の火傷の場合、すみやかに水道水で痛みや熱さを感じなくなるまで冷やします(約１５分程度)
※水ぶくれがひどい場合は直接水をかけないで下さい。
冷やしたらガーゼ等で患部が長時間空気に触れない様に軽く当てます。
※軟膏などは塗らないで下さい

火傷した患部に食用油やみそやアロエなどは絶対塗らないで下さい。化膿する危険性があります。
顔面に火傷を負った場合、気道熱傷の疑いもあるので至急救急車か病院へ急いで下さい。
By 全身に火傷を負った場合の処置
最初に火傷を判断して下さい。始めの頃説明した通り大人で全身の２０％以上、子供や高齢者で１０％以上の火傷の場合、大変危険な状況なのですぐ救急車を呼んで下さい。
次に受傷した患部を水で冷やしますが、衣類を着たまま受傷した場合衣類を着たまま水で冷やします。癒着してない場合は衣類を静かに脱がせ濡れたシーツや布なので患部を包みます。
身体全体を保温して救急車を呼ぶか病院へ行って下さい。

受傷者がもし飲み物を欲しがっても与えないで唇を濡らす程度にして下さい。


乳幼児が受傷した時は寒い時期以外は浴槽の冷めた残り湯などに全身を入れても良いですが、受傷者が震え出した時は冷やすのを中断して下さい。
長時間冷やさなくて大丈夫ですので冷やし終えたら救急車を呼ぶか病院へ連れて行って下さい。
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