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LOGICAL×BURST
並行世界〜時幻党の役割と考察2〜
By マギー
2014-11-23 18:29:46
賑やかなのは良い事だ───駿河愁水
(懐疑的で不確かな証明290頁より)

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By マギー
2015-05-18 15:30:28


#000『それは雨の夜の喪失』




クソだりぃのは多分。アイツの名残だろう。
時折、雨の夜に息苦しく感じる事がある。
身体は重いし、眠てぇし。最悪の気分だ。




────────コンコン






『イノセさん?』



だから全部煩わしくて
誰も来ない部屋に籠もる訳だが
物好きにも程があって
わざわざ見つけに来る奴がいる。




『・・・はあ。君は、ホントに・・・。毎回毎回タイミングが良いんだか悪いんだか。どうして此処が判ったんですか?』



『どうしてって、イノセさん部屋にいなかったら外か、此処にいるじゃないですか。出掛けた形跡も無かったし。此処かなって。あ、たまにテラスにもいるって犬神さんが言ってましたけど・・・雨降りじゃあ、ね?』



『・・・虚像の間は基本的に、立ち入り禁止ですよ。だから結界(カギ)がかかってたでしょう? どうやって入って来たんです?』



『どうって・・・普通に? イノセさんいないから、此処かなって思って来たら来れたんですけど』




『・・・なんだそれ』




本当に。愁水ぐらいだぜ。此処の結界を
ぶち壊して入ってくる奴なんて。
コイツにそんな芸当は出来ねえだろう。
どうやって入って来たんだ?
まさか、俺が─────・・・
いや、んな訳ない。絶対ない。






『あ、それより。何やら真木さん、いいお肉が手に入ったとかで、食堂で鍋パーティーするらしいんですけど、一緒にどうですか?』



『遠慮しときます。怠いんで』



『えー。でも、いいお肉ですよ? イノセさん、お肉好きじゃないですか?』



『別に好きでもないですよ。単に雑食なだけで・・・つうか。放っておいて欲しいんですけど』



『イノセさん。もしかして調子、悪いんですか? 何だか元気がないような』




『・・・。だーかーらー。放っておけって言ってんだろうが。お前は。いちいちいちいちうるせぇんだよ。何だってそう、俺に構うんだ?』




『だって、イノセさん、放っておいたら。悪いことばっかりするし、ご飯食べないし、すぐ怪我するし、変なスイッチ入るし、危なっかしいから。目を離せないって言うか・・・いや、こんな言い方失礼かもしれませんけど・・・心配になりますよ、そりゃあ』




『心配ねぇ。じゃあ、何か。お前は俺の保護者か何かなのか?』



『え、いや・・・そういうつもりはないですけど』




『───。魔王相手に保護者面してつきまとう。どうよ、それって? 嘗めてるとしか思えねえぞ? なあ。俺、言わなかったか? 甘く見てると痛い目見るって』




『・・・イノセさん?』




重たい身体を引きずり起こして
ソファーから立ち上がる。
身に付けた貴金属の擦れる音さえ
耳障りに感じる夜だ。
そりゃ機嫌は悪くなる一方で
加虐的な気持ちだけが増幅する。
ともなれば。目の前の平和面した奴に
八つ当たりの一つもしたくなってくる訳で。




『お前よぉ。俺が何もしないと思ってんだろ? こうやって、こんな所で二人きりになっても自分なら大丈夫だって思ってんだろ?』



『イノセさん・・・あの、顔が、近、』



『なあ。何を根拠にそう思ってんだか知らねぇけど。俺だぜ? お前を今すぐ食い殺す事も出来るし。無理矢理犯す事だって出来る。お前が恐れる事の全てをお前に与える事が出来る。お前が愛するものを全部、滅茶苦茶にぶっ壊す事だって、容易にな』



『・・・』




『そーゆーの忘れない方がいいぜ。俺とお前じゃ感覚がまるで違う。お前の物差しじゃ俺は計れねえよ。判ったら俺を振り回そうとすんじゃねぇ。少し身の程を知りな、子猫ちゃん』



瞬きもせずに俺の目を真っ直ぐ見る。
華奢なコイツの身体なら
片手一つで簡単にへし折れる。
その細い首にかけた左手を払う事もなく
黙って俺を見上げてる。
まるで猫。だから嫌いなんだ。
その眼差しが余計な物まで
見透かしてそうで。




『───知ってますよ、そんなこと』




『・・・あ?』




『アナタがそういう人だって。知ってます。此処に来てから、ずっと見てきましたから』




猫は俺の左手に右手を重ねて
うっすらと笑った。
この薄暗い部屋の中でも
キャンドルの灯りに反射して
ハッキリと見える眼の輝きに捕まる。
目が反らせないのは
どうしてだろう?




『だったら───』




『・・・でも。それ以上に。アナタは寂しがりだし、優しくて、暖かいから。何だか放っておけなくて』




『・・・ざけんな。誰に物言ってやがる。俺が優しい訳ねぇだろ、ボケ』




『イノセさんは。自覚ないかもしれませんけど。俺は、知ってますから。イノセさんの良いところも。怖いところも』




『・・・・テメェ』




『だから。鍋パーティー。しません? 一緒に。元気が無い時って。明るい場所に居た方がいいですよ、たぶん。雨降りは寒いから。きっと暖まりますよ』




『・・・余計なお世話だ。手ぇ離せ』



『ヤです』



『引きちぎるぞ』



『手を離して欲しかったら、こんな暗い所に引きこもって拗ねてないで鍋パーティーに参加する。交換条件です。イノセさんがよく言う等価値ってやつですよ。どうです?』




『・・・・、テメェ、マジで嘗めてんだろ』




『いいえ?』




『・・・・』




強く重ねられた手から伝わる体温が。
俺の悪意を黙らせる。
またそうやって見失う。
加虐心を上回る何かは
酷く生ぬるくて、俺の感覚を狂わせる。
受け入れたくねぇ感情が
記憶の奥底で疼き出す。





『おい。優人』



『は・・・、い?』




その腕を引き寄せて抱き留めると。
今度はアホ面で俺を見上げた。
本当に。なんだってんだか。
ガキの癖に、この俺を────。
腹立たしいこと、この上なく。





『行ってやるよ。仕方ねぇから』



『お!? やった!』



『これと、引き換えにな』



『?』




白い指に甘く噛みつき、
滴る血液を舌で絡め取った。
優人は流石に危機を感じたのか
一瞬目を丸くしたかと思うと
腕の中でもがいてみせたが
全く何の抗いにもなってなかった。






『イノセさん、あの。それ、結構、痛い・・・です』






『ククク、自業自得だ。だから、言っただろ。痛い目に遭う、って?』






いいじゃねぇか。最悪の気分がてら。
つまんねぇ茶番に付き合ってやるよ。
どうせ晴れやしねぇんだ。
だったら、少し遊んでやんのも
たまには、悪かねぇ。たまには────。






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By マギー
2015-05-18 11:58:04



#000『閑話休題017(9)』




『ガルルルルルルルル!! グァアアアッ!!
全てを、全てを無に返すー!!』



『ちょ、フェンリルくーん!!! パパが悪かった!! 少し追い詰め過ぎた!! ごめんよ?ほら、ドーナツあげるから機嫌を直しておくれ!! ほらほら、美味しいチョコレートもあるよー』




─────────べしっ




『あーれー!!!』





────────ビューン。 キラリ。






『父さま!!』







『愁水。ロキ様ぶっ飛ばされましたよ』



『ああ。見事に飛んでったな。多分、境界線を超えたんじゃないか? 何処か遠くの平和な世界に墜落しないことを祈るよ』



『まあ。ほっといても帰って来るでしょう。ロキだし』



『うーん? ロキさんに対する扱いが・・・』







『ガルルルル!! 喰う!! みんな喰ってやるー!! ガルルルル!!お化けもキツネも喰い殺す!! 邪魔者はみんな消してやるー!!』




『─────フェンリルくん!!』




『!!』



『何してるのですか!! 父さま飛ばしちゃダメじゃないですか!!』




『ヨルムン・・・』




『あと、魔王様もキツネさんも食べたらダメなのです!! 許さないですよ!! みんな私の大事な人達なのです!!』



『ガルるる・・・・っ!!』



『フェンリルくん!!』



『・・・・うー!! うー・・・、俺、俺は?』




『何ですか?』




『・・・俺は? 大事じゃない、のか?』




『フェンリルくんも大事ですよ!! 何言ってるんですか!!』



『だって・・・だってヨルムン、キツネと───』



『キツネさんは、キツネさんなのです!! フェンリルくんとは違います!!』



『違う・・・、のか?』



『フェンリルくんは、私の大切なお兄さんです。キツネさんは大切なお友達です』




『・・・うそだ。ヨルムンは、キツネが』



『嘘じゃないです!! 私、キツネさんのことは、まだあんまり知らないけど、フェンリルくんの事なら沢山知ってますよ!! だって大好きなお兄さんですから!! ずーっと一緒にいたのですから!!』



『ヨルムン・・・』







『いやー。兄妹喧嘩は微笑ましいですなあ。しかし、また見事に友達宣言されてやすよ、犬神さん。挙げ句よく知らないとまで言われてる』



『まあ。付き合ってる訳じゃないし。友達だろうな』



『フェンリルくん、イノセさんへの恐怖と犬神さんへの嫉妬が爆発して自分でも訳が判らなくなってるんですね・・・少し可哀想かな』



『いや、つうか決闘の話じゃねえのか、これ』






────────ばしゅー




『おぉ。下北沢さんの説得でフェンリル君が縮みやしたよ』


『まあ、縮んだ所でデカいけどな、彼は。子犬サイズまで縮んでくれたら・・・モフり放題なんだがなあ』



『愁水、何を考えてらっしゃいやすか・・・』



『ばしゅーって!! 効果音ばしゅーって!! あはははははは、何か可愛い!! ばしゅー!! 先生、ばしゅーですよ、ばしゅー!! やっぱりフェンリルくんですねー!! あはははははは』



『・・・優人が壊れた』








『ヨルムン!! ヨルムン、ごめん!! ごめんな!! 俺が間違ってた!! ヨルムンは、みんなのヨルムンなんだな!! カジカジカジカジカジカジ』



『きゃー!! フェンリル君、くすぐったいのですよ、うー!!』



『でも!! でも、俺はヨルムンが大好きだ!! キツネなんかよりヨルムンとずーっと仲良いんだぞ、俺とヘルしか知らないヨルムンもいっぱいだ、フヒヒヒヒヒ!! カジペロカジペロ』



『ふっふー!! 私もずっとフェンリルくんが大好きですよー!! 』



『カジカジカジカジカジカジ』








『なんでやしょう。フェンリル君がアホで助かったと言うか。微笑ましい光景なのでしょうけど、肉食獣が小動物に食らいついてるようにしか見えないのでやす』



『ゾンビが人間を食らう光景さながらだな。何たらハザードで見たぞ』



『フェンリルくんのMAX愛情表現があれなんで、許してあげてください、そこは』




『犬神さん、気を失ってて良かったな。此処で起きてたら、またぎゃあぎゃあ騒ぎそうだし』




『うぅ・・・あれ? 私は一体何を・・・おや、ヨルムンガン・・・ぎゃああああっ!!』




『言ってる側から目を覚ますな、 厄介者が!!』




──────────ゴツン




『ばたり』




『愁水、容赦ないでやすね』



『兄妹仲に水を差すような真似はさせんさ。今はフェンリルの気持ち優先だ』



『いや、愁水先生・・・今、・・・物凄く痛そうな音が』



『・・・痛いと思うぞ。石でぶん殴られたら』







『──ってぇー。畜生、クソ芝祈・・・卑怯なもん使いやがって。テメェ、マジで一回ぶっ殺されねぇと、わかんねぇみてぇだな・・・』




『メフィストフェレしゅ!!』




『・・・お? 何だチビ犬。公衆の面前で楽しそうな事してんじゃねぇか、ククク、何それ、新手の兄妹プレイ? 何なら俺も混ぜ───』




『お前も感動のベストタイミングで起きるんじゃない!! このゲス野郎が!!』





────────ビューン。ゴツン!!





『ばたり』




『おー。側頭部にクリティカルヒットでやす。流石、愁水』



『・・・何て言うか。石って便利ですね・・・(イノセさん頭、大丈夫だろうか)』




『メフィストフェレしゅが石にぶつかって死んだ!! やったぜ!! 不慮の事故だ!!』



『ま、魔王様ー!!』





『あー。じゃあ、これって、結果的には俺達の勝利なのかな? ロキも魔王も犬神さんも倒した訳だから』



『た、確かに』



『よし、コンクエスト達成だな。やったじゃないか、子犬くん』






『お、お前達!! ありがとう!! 俺は嬉しいぞ!! お陰でヨルムンと仲良しこよしだ!!』



『ははは。良かった良かった。君は本当に家族が好きなんだね。いいことじゃないか。よし、それでは。折角だから、ティータイムに入ろうか? ちょうどおやつの時間のようだし』



『おやつですか!! ふっふー!! みんなでティータイム楽しいですよー!』



『マジか!! やったな!! 俺、好きなんだ。ここで出されるもの!! 美味いもんばっかりだ!!』



『そうかそうか、ならとびきり美味しいケーキをご馳走しよう』





『愁水。変態2人はどうしやす?』



『そこら辺に埋めておけ』



『了解』



『愁水先生の2人を見る目が氷のように冷たい・・・』




『まるでゴミを見るような眼差しだな、うん』







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By マギー
2015-05-17 14:12:11



#000『それは晴れた午後の喪失』




平和だな。平和。死ぬほど平和。
憂いもなく、悲しみもなく。
ただただぬるく腐れた熱に浸る。
なんてつまらない世界だろう。
人間が愛する「平和」ってのは
地獄の檻より窮屈だ。




『あれ? イノセさん』


『あー?』


『何してるんですか、こんな所で』


『何ですかねぇ。どいつもこいつも人の顔を見りゃ何してる何してるって。俺が何処で何してようが、いちいち干渉すんじゃねぇよ。面倒くせぇ』



『あ。もしかして、ご機嫌ナナメですか?』



『・・・、何だお前。挑発してんのか?』



『いえ。だって、イノセさんが庭で黄昏てるなんて、そう滅多にないから。どうしたのかなって』




『───別に。ただ、ちょっと』



『?』




馴れ合いの世界が死ぬほど嫌いだ。
くだらねぇ連なりが死ぬほど嫌いだ。
馬鹿げた話に巻き込まれたかねぇ。
主導権は常に俺にあって
選択権は必ず有意義な方で持つ。
人を欺き、食らう。蹂躙する側の存在だ。
悲しみ憎しみ怒りを糧に
欲望をばらまき散らすのが俺の意義だ。
それで誰が何処でどうなろうと
心底どうでも良かった筈なのに
最近どうにも、何かが。オカシイ。
緋色の景色が歪み始めてる。





『・・・、クソだりぃ』



『イノセさん?』



『なあ・・・』



『はい?』



『お前。人殺した事あるか?』



『え?』



『誰か殺した事あるか?』



『・・・誰かって、そんなの、』



『普通はねぇな。ましてやただの人間なら。俺は数え切れねぇ程あるぞ。そりゃ仕事でもあったし、そうでないものもあった』



『イノセさん? どうしたんですか、いきなり・・・』




『だが。魔物が人間を食らうよりも。神が人間を裁くよりも。人間が人間を殺す事ってのが一番悪質なんだ』



『・・・、人間が?』



『───そう。イノセントって男の話。教えてやるよ。ソイツは人間だった。卑屈で、優柔不断で、気弱な優男。テメェじゃ何にも出来ねぇくせに、人一倍欲しがりでよ。どーしても欲しいモンを得る為に、身内をみんなぶっ殺した。それで手に入ると思ったから───いや、もしかすると。ただの腹癒せだったのかもしれねぇが。俺は、俺だったものは、そんなアイツの惨めさに強く惹かれた訳だ』



『?』



『イノセント。昔の俺であって。今の俺じゃねぇな。頭ん中に残った記憶の微粒子だ。まあ。お前が知ってる俺じゃねぇのは確かだ』



『えーと・・・』



『ペテロ。ロア。悪食の王。ファウストにメフィストフェレス。第六天魔王。全部が俺な訳だが。そこにアイツもいる』



『イノセントさん?』



『ああ。俺もアイツも同化して同一存在となったハズだが。最近、俺の比率が高ぇのは何故だと思う?』



『・・・比率?』



『お前らのせいだ』



『え?』



『頭ん中を掻き乱すから。アイツが拒否りだしてんだよ。人殺しのアイツが、今更、人の熱に耐えられる訳もねぇのによ』



『・・・』



『アイツの持ってた記憶と感情が俺にはある。俺は。同化したものを全て自分に変換できるから。だが、俺の中のアイツが。強制的に与えられる生温い熱に怯えてる。だから、俺がズレ始める』



『・・・・』



『俺はよ。お前が気に入ってんだ。お前は面白ぇ。愁水以来だ。けど、アイツは。どっちかっつーと・・・いや。まあ。俺なんだけどな、それも』



『・・・俺。イノセさんのことは、複雑過ぎてよく判らないけど。好きですよ、優しいし。面白いし』



『・・・優しいねぇ? 悪魔に慈悲があると思うのか? お前』



『あ、じゃあ。それがイノセントさんの部分なのかな? 優しいですよ、魔王様なのに。たまに妙に人間味があるって言うか』



『・・・それが俺なのか、アイツの感覚なのか。実は俺にもよくわかんねえ。だが、悪魔の優しさってやつには常に等価が付随してる。忘れんなよ? 甘く見てると痛い目に遭う』



『それって、警告ですか?』



『・・・、べつに。ただ、嘗めてんじゃねえよって話』








窮屈な世界で腐れてく。
晴れた午後の煩わしい感慨。
今更人間ぶって、俺を
書き換えようとするんじゃねぇよ。
壊れて失った可哀想なお前と
俺だから成立したんだ。
迂闊な記憶を守ろうとするな。
平和なんてクソくらえだろ。
緋色の景色に温もりは要らない。
紅だ。ただ燃えたぎる紅を以てのみ
俺の居場所となるのだから。
間違うな。その手を取るな。
期待するな、何も願うな。蹂躙し続けろ。
でなけりゃ俺が───────、





『優人』



『はい?』




『茶、持って来い。紅茶以外。喉が乾いた』




『・・・はいはい』





───────俺の方が、壊れちまう。







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