二形小説書物庫
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小●生奴隷
By 罪悪感
2010-01-24 02:29:27
「せ、せんせえ…」
放課後の教室、校庭からの遠い声以外には音のない静かなその部屋にはこのクラスの担任の先生と生徒のゆうがいた。
「ゆうちゃんどうしたんだい?先生にお話って何かな」
ゆうの背にあわせてしゃがんだ先生がゆうにやさしく話しかける。
「あのっそのっ…」
しかしゆうはしどろもどろになるばかりで話せない。
「どうしたのかな?話してくれなきゃわからないよ」
先生が困った様子でゆうに訊く。
そして、ゆうは息を吸って目をつむって言った。
「ゆ、ゆう先生のことが…大好きなんです」
先生は突然の告白に驚いた様子だったけど、失恋の恐怖で目を閉じてからだを固くしたゆうを抱きしめた。
「えっ、あっ」
突然抱きしめられて驚いたゆうだったが、先生に抱きしめられてとても大きな幸福感を感じた。
「ゆうちゃん…」
抱きしめたまま先生が話しかける
「先生のことが好きなら、先生の言うこときけるよね」
「はい…」
ゆうは先生が何を言いたいのかよくわからなかったけど、返事をした。
「じゃあ、パンツ…脱いでくれないかな?」
抱きしめた腕をほどいて、ゆうの肩に手をのせて、先生が言った。
「えっ」
突然の言葉にゆうはとまどった。
「言うこと聞いてくれないの?」
先生がひどく冷めた目で言う。
(脱がなきゃ、先生に嫌われちゃう)
「わかりました…」
そして、ゆうは先生に中が見られないように頑張りながら、スカートのなかの白ショーツを脱いだ。その間先生はその様子をまじまじと見つめていた。
「じゃあ、次は…スカートの中を見せてもらうよ」
「そ、そんな…」
(す、スカートの中なんて見せたら、せんせえにばれちゃう。ゆうにおちんちん生えてること知られちゃう)
ゆうには生まれつき小さなおちんちんが生えていた。昔はわからなかったが今はゆうにも自分に生えているものが変であるということもわかっていた。
(ゆうのおちんちん見せるなんて…しかも先生になんて…えっ?あれ?なんで?おちんちんが…大きくなってきた気が…ここのままじゃ…)
そして、ついに、
「ゆうちゃん…そのスカートの中のものは何かな?」
大きくなってしまったおちんちんがスカートを持ち上げ先生に気付かれてしまった。
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By 罪悪感
2010-02-22 03:07:07
「よう、久しぶりだな」
ある刑務所の面会室で、先生…ではなくなった男にある男が面会にきていた。
「ああ、拘置所にいた間には会えなかったからな」
元先生が言う。
「結局、やっちまうとはな…」
面会に来た男が感心した様子で言った。
「お前の最初の計画通り、真中由宇の父親が告訴して、お前は逮捕されて…大沢一夫は、一方的に関係を切って死亡した元愛人との間にできた息子の起訴と、乱れた女性関係が問題となり、文科省を退官か…」
「おふくろが死んだのはあいつのせい…当然の報いだ」
元先生が感情を感じさせない単調な様子で言った。
「…お前…あの子の為じゃないのか?」
「…」
「なあ、冷静に考えたらここまでしなくて良かったんじゃないか?」
「…」
「今はあんな子供だがすぐ成長するぞ…体もだが頭もな…」
「…」
「自分たちの関係が許されないものだってわかるぐらいには…」
「…わかっているさ。でも、俺は…処女を奪ったんだ」
元先生がうつむいたまま口を開いた。
「…お前、案外乙女だな」
「悪いか」
「ついでに言うとさらに馬鹿だな」
「自覚してるさ」
「どうだかな…」
面会に来た男がおもむろにタバコを取り出した。
「お前…禁煙だぞ」
「はあ…最近は喫煙者に優しくない世の中だな」
面会に来た男はそう言ってタバコを戻す。
「じゃあ、俺は行くよ。タバコが吸いたいからな」
「俺はタバコ以下か」
「ヘビースモーカーにとってタバコ以上のものはないな」
「ふ…お前も相変わらずだな」
面会に来た男が立ち上がる。
「なあ、兄貴…」
元先生が呼び止めた。
「ゆう…あの子はどうしてるんだ」
「さっさと出てきて自分で見るんだな…」
面会に来た男はそう言い残して出て行った。
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By 罪悪感
2010-02-22 03:08:22
(あれから三年か…)
刑務所のゲートをくぐる。久しぶりに見る塀に囲まれていない空では朝焼けが消えかけていた。
(これからどうしようか…)
「…んせ…」
(兄貴に連絡すべきか?)
「せんせ…」
(いやまて、兄貴の連絡先覚えてないぞ)
「先生!」
突然後ろから誰かに抱きつかれた。
「だ、誰だ!?」
「ひどいなぁ。先生、ボクのこと忘れたの?」
聞き覚えのある声…。
「…ゆう、なのか?」
抱きついた腕が離れて、ひとりの学生が前に回りこんだ。
「あはっ。覚えててくれたんだ」
目の前で笑いかける少女は成長して髪を昔より短くしているが、紛れもなくゆうだった。
「なんで、ここに…」
「先生のお兄さんに教えてもらったんだ。今日、出所だって…あ、そうだ」
何か思いだしたらしくゆうが制服のスカートのポケットの中を探している。
「俺は、お前を…」
「ボクをレイプしたんでしょ。…はい、これ。お兄さんが渡してくれって」
ゆうがガムの銀紙を俺に渡した。どこかの電話番号が書いてある。
「どうして…来たんだ」
「先生、ボクは先生だけの奴隷だよ。だから、ボク…」
俺は、ゆうを抱きしめた。
「ゆう、俺が…俺は…」
。伝えなきゃいけないのに。絶対に伝えなきゃいけないのに。言葉が出ない
「先生…」
俺の背中にゆうの腕がまわされた。
「ゆう、俺は…」
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By 罪悪感
2010-02-22 03:09:36
俺がもう一度言おうとしたとき、見覚えのある男が走りよって来るのに気づいた。
その手に持った何かが消えかけた朝焼けを反射して赤く光った。
「包丁!?」
「え…うわっ」
俺はとっさにゆうを俺の背後にかばった。
「ひっ…」
ゆうが男に気付いて息を詰まらせた。
そして、近づいた男の包丁がまた朝焼けを反射した。
強烈な光が俺の動きを遅らせた。
俺が男の腕を掴んだとき、俺の腹を鋭い痛みが襲った。
「く、大沢…」
「…貴様のせいで…!」
大沢が俺の腹から包丁を引き抜いた。
俺が跪く。
「あ…あ…せんせ…」
ゆうの小さな声が聞こえる。
そのとき、
「おい!そこでなにやっている!」
異変に気づいた看守が駆け寄り大沢に組み付いた。
「離せ!やらせろ!」
大沢の包丁が奪われるのを見ながら、おれは倒れた。
頭を地面に打ちつけた筈なのに、もうあまり痛くなかった。
「先生!先生!」
ゆうが俺の手を握りしめる。
「ああ…ゆう、ごめんな」
その手を握り返した。
「う…うう…どうして…」
「ふ…言っただろ、俺は悪い人だって…悪い奴は最後にやられるのさ。」
「でも…でも…」
「いいんだよ…もう。…最後にゆうに会えて良かったよ…じゃあ…ね」
「せ、先生!先生ー!」
ゆうの声を聞きながら俺の意識は消えた。
<了>
W61CA
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